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紫side ページ11

到着した地下の部屋には、



水槽のような大きな箱の中で、意識を失っているのか目を固く閉じている、



俺らのずっと探していた



しげが居た





そんなしげを満足そうなカオで見つめている





その男を見た瞬間、体が動いた


こいつは許さないと








気付いた時には、自分の拳が真っ赤に染まっていた


目の前にはジタバタ体を動かしながら逃げようとするアイツ



鼻血やら、口が切れているのかで、顔が血だらけだった



目元には青タンが出来ていて、膨れ上がっている



あれ、何で俺







平『ーーーーーーーーーーーー』





俺はその言葉を聞いて、更に腕を振り下ろした


何度も、何度も。




そこからの記憶があまりない






病院に到着して、やっと今自分が置かれている状況が分かった


しげと流星は手術室に運ばれており、俺らは結果を待っている





俺は、





俺は、なんて事をしてしまったのだろうか







どんな顔してしげに会えばいいのか







しげと流星の処置が終わり、運ばれた病室へ向かう



眠っているしげを見た瞬間、俺は体の震えが止まらなくなった




他のメンバーに気付かれないように、後退り、みんなの後ろに立つ

知らなかった、




自分にこんな凶暴性が潜んでいるということを






自分の拳には、まだ僅かに血の跡が残っている


それこそ、自分の行った事の証拠





汚い、汚い





汚い汚い汚い汚い汚い汚い



もう片方の手で拳についたその血を消そうと何度も擦る




何度も何度も擦っても消えない






赤くなるまで、

皮が擦れ、


血が滲んできても、まだ消えない





紫「…っ…き…えね…」



お前のやった事は、消えない



そう痛感させられた


*******

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いずみ - いつも作品楽しみにしています。作者様のペースで大丈夫ですのでゆっくりでも更新してくださると嬉しいです。応援してます!! (2021年12月29日 0時) (レス) @page18 id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いずみさん» いずみさん、ありがとうございます!!とても嬉しいです!!この調子で書き進めていければと思います!!またお付き合い下さると有難いです (2021年12月2日 8時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - いつも楽しみに見ています。最近更新速度が早くてとても嬉しいです!これからも楽しみにしています! (2021年11月30日 22時) (レス) @page2 id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月29日 21時

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