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俺が見つけたのは、棚の足元に不自然にある傷の跡
あまり気にする程でも無いかもしれないが、少し床が抉れている
他の棚の足元は特に何も傷は見当たらない
試しに、本棚の端を持って動かそうとしてみる
青｢そんなしょっちゅう動かすもんな…｣
確かに重たかったが、本棚は動いた
傷をなぞるように。
俺らが目にしたのは
青｢…な…んやこれ｣
棚の後ろから出てきたのはもうひとつの扉
引き戸になっているから、棚がピタリとくっついていて、気づかなかったのか
引き戸をスライドさせる
やはり…
ガラリと音を立てて扉が開く
そこには、先も見えないくらい下へと続く階段があった
紫｢…地下がある、っちゅうことか｣
この先に何があるか検討も付かないが、迷っている暇はない
スマホのライトを照らしながら、一歩を踏み出す
紫｢えらい、ホコリ被っとるな｣
そう呟く�陲舛磴鵑寮爾�、しんと静まり返った地下へと伸びる階段内へと響き渡る
まるで人を寄せ付けないとでも言うかのように、ここへ足を踏み入れた瞬間、先程までの地上とは比べ物にならないほど気温が下がっており、夏だというのに、身体が震えてしまう
青｢…ここ、どこまで繋がってんねやろ…｣
降りても降りても、まだ先が見えない
紫｢…とにかくもう1回、みんなに連絡入れとこ…｣
はまちゃんが口を閉じた
不思議に思い、顔を覗き込むと
紫｢流星、何か水の音が聞こえんか？｣
�陲舛磴鵑砲修Ω世錣譟⊆�を澄ませてみると
確かに、もっと奥の方からジャアアと水の音が聞こえる
青｢…こんなとこに地下水路があるんか？｣
紫｢…どうなんやろうか｣
どうも引っかかる
紫｢…でもこの先は水が流れとるっちゅうわけやろ、？ならこのまんま行っても…｣
青｢ちょっと待って�陲舛磴鵝�｣
水の音に紛れて違う音がかすかに聞こえてくる
人の、声
�陲舛磴鵑盖ど佞い燭里�
声らしき音の方へ目をやる
『…た…ん…だろう…』
確かに誰かの声が聞こえる
男の人の声のようだった
紫｢…誰か居るんやな、｣
だが、何かぶつぶつ言っているが、他の声は聞こえてこない
会話しているのかと思ったが聞こえてくるのは同じ声
音を立てないようにそろりとまた1段1段階段を降りる
近付く事にだんだんはっきりと聞こえてきた
絶え間なく流れ続けている水の音と、
『君を僕のものにしたい。そうしないと、僕の孤独は一生埋まらないんだ』
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悠(プロフ) - しげさんさん» しげさん、コメントありがとうございます"(ﾉ*>∀<)ﾉ愛され赤さんを書いてみたかったので、そう言って頂けて幸せです!!!のろのろ更新になりますが、お付き合い下さると嬉しいです!!! (2021年7月18日 22時) (
レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - いずみさん» いずみさん、コメントありがとうございます(*´∀`*)そう言って頂けて本当に嬉しいです!!!ちまちま更新になるとは思いますがお付き合い下さると嬉しいです!!! (2021年7月18日 22時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
しげさん - 読ませていただいてます。愛されてるのに気付いてない赤さんが可愛くてたまりません。続き楽しみにしてます(´,,・ω・,,｀) (2021年7月18日 12時) (レス) id: 24931cfeac (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - いつも読ませて頂いてます。とても面白いです！！しげちゃんかわいすぎます。これからも更新楽しみに待ってます！！ (2021年7月18日 0時) (レス) id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2021年7月7日 20時
