青side ページ30
青side
しげの部屋の前に到着し、望が扉をノックする
が、中から応答なし
桃｢しげ、しげ！｣
望が声を掛けるが、それでも返事は返ってこない
緑｢のんちゃん！さっきから何回かかけても繋がらへんかったけど…とりあえずもう1回しげに電話してみるわ｣
そう言って、神ちゃんがしげに電話をかける
だが、数回コール音が鳴り響くだけで、いくら待っても、繋がらない
それどころか
桃｢…っちょっと待って、なんか中から聞こえる…｣
望が人差し指を口元にあて、静かに、というジェスチャーをした
扉に耳を近づけてみる
すると中から、かすかに電話の呼び出し音が聞こえる
緑｢…これって…｣
桃｢…おん、しげのスマホはここにあるって事やんな｣
緑｢…しげ…中で倒れたりしとらんやろうか…｣
桃・紫・青『…』
しげとの電話が繋がらない
焦りを感じた俺たち
緑｢フロントから、ここの部屋のマスターキー借りられへんか聞いてみるか？｣
桃｢…せやな、｣
神ちゃんが、俺らの代わりにフロントに鍵を借りに行ってくれた
その間、気になっていた事を話すことにした
青｢俺、さっきホテルに戻って来る時、駐車場から車が出て行くとこ見てんねん｣
紫｢…？｣
桃｢…立ち止まってた時、に？｣
青｢…おん、俺あの車見た事あんねん…まだ断定してそうとは言えへんけど…多分俺が見たあの車、平川さんのやつや｣
桃｢…は？｣
青｢今日の撮影の時、ロケバスの隣に似たような車が止まってたんを覚えとった。運転席から平川さんが降りてくるのも見とった｣
紫｢…何が言いたいん｣
青｢…せやから、さっきのあの時間、タイミング悪すぎんかって事。他のスタッフさんも何回も平川さんに連絡入れとるのに、繋がらん。同じ時間くらいにしげもおらんくなっとる。それに、平川さんがしげの熱狂的なファン、ってのが1番引っかかっとんねん｣
桃｢…｣
青｢どこか買い物に行くにしても…誰にも何も言わずに、って考えにくいと思わん？｣
紫｢…つまり｣
青｢…しげは今平川さんと一緒におるんやないかって事｣
それぞれが最悪の想像をしてしまって、口を噤む
誰も何も言葉を発さない中、
ただ、無機質なコール音だけが、部屋の中で鳴り響いている
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悠(プロフ) - しげさんさん» しげさん、コメントありがとうございます"(ﾉ*>∀<)ﾉ愛され赤さんを書いてみたかったので、そう言って頂けて幸せです!!!のろのろ更新になりますが、お付き合い下さると嬉しいです!!! (2021年7月18日 22時) (
レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - いずみさん» いずみさん、コメントありがとうございます(*´∀`*)そう言って頂けて本当に嬉しいです!!!ちまちま更新になるとは思いますがお付き合い下さると嬉しいです!!! (2021年7月18日 22時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
しげさん - 読ませていただいてます。愛されてるのに気付いてない赤さんが可愛くてたまりません。続き楽しみにしてます(´,,・ω・,,｀) (2021年7月18日 12時) (レス) id: 24931cfeac (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - いつも読ませて頂いてます。とても面白いです！！しげちゃんかわいすぎます。これからも更新楽しみに待ってます！！ (2021年7月18日 0時) (レス) id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2021年7月7日 20時
