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桃「大毅さんっ…！！！俺です！！望です！！！」
赤「…っい…や…！！！こわい…かえりた…い…！！！ごめんな…さ…」
桃「大毅さんっ…！！！」
大毅さんは身を捩り、俺の腕の中から出て行こうともがいている。
俺はもう一度大毅さんの名前を呼び、力強く抱き締める。
赤「…ひゅ…っ…ふ…は…あ…の…ぞ…むく…？」
桃「はい…っ、…！！」
今度はしっかりと大毅さんと目が合う。
赤「…っひゅ…ふ…ぅ…は……」
だんだんと呼吸が整ってきたようで、大毅さんの体の震えも収まってきた。
流星は、そんな大毅さんをじっと見つめながら、優しく頭を撫でている。
それが気持ち良いのか、大毅さんの眉間のシワも解れてきている。
桃「…っい…き…さん…ごめんなさい…っ」
青「…望…」
自分はなんて事をしてしまったのだろう。
大毅さんの事が知りたい、そういう俺のわがままのせいで、大毅さんを苦しませてしまった。
赤「…のぞ…くん…りゅ…せ…くん」
息が上がりながらも、大毅さんは俺らの名前を呼んでくれる。
桃「な…んですか」
赤「…黙ってて…ごめ…なさい」
そう呟く大毅さんの目には涙が溜まっており、ついに重力に抗えず、頬をゆっくりと伝っていくのが見えた。
違う…
何で、大毅さんが謝っとるんや
何で大毅さんに謝らせてんねん
桃「…っちゃいます…お…れが…俺のせいで…っ大毅さんに…辛い事思い出させて…しまっ…」
そう、
俺のわがままのせいで。
自分なら、今の俺たちなら、
中間さんも救えなかった、大毅さんを、
過信してしまっていた。
自分自身の事を。
桃「…俺たちなら…俺なら…っ…大毅さんを…本当の意味で…助けてあげられるんやないかって…」
赤「…っ」
桃「…いや…ほんまはこれも建前かも…しらん…俺っ…大毅さんの事を何も知らん自分が嫌で仕方なかった…っ…中間さんも…あわよくば神山さんよりも…大毅さんに必要と…っされたくて…」
あれ…
俺、何言うてんやろ…
赤「…の…ぞむ…く…ん」
桃「…大毅さんの全部を知りたい…っ、」
赤「…へ…？」
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はる(プロフ) - 毎日更新してくださってとてもうれしいです！続きが気になって更新通知がきているとうれしくなります！もうすぐ3人は幸せになれるのかな？それと、双子の緑さんとなぜあんなに距離が近いのか気になっています。これから明らかになるのでしょうか？楽しみです。 (2020年10月27日 20時) (
レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はるさん» わわっ！！！読んで頂きありがとうございますっ！！ノロノロの投稿になると思いますが、精一杯頑張りますっ！！ありがとうございます！！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく拝読しています！緑さんが生きててよかった！忌々しい事件とはいったいどんなものなのか続きが楽しみです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年10月11日 15時
