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食べ終わったのは、店に入って来てから、1時間経った頃だった。


青「俺ら小学生みたい」

赤「…今更ですけど…恥ずかしくなってきました。お店で何やってたんやろ…」

桃「そろそろ13時やん。とりあえず、出ようや」


赤「じゃあお会計済ませちゃうんで、外で待ってて下さ『ダメです!!!!』

赤「…?」

青「ここは俺らが持ちます」

桃「大毅さん誘ったんは俺やから。お金は出させませんよ」

赤「へ…で…でも…申し訳ないです」

青・桃『でもやない!!』



当たり前のように3人分の会計を済ませようとする大毅さんを俺と望で全力で止めた。



桃「俺らにもかっこつけさして下さい」

青「今日は大毅さんは何も考えずただ楽しんでくれればええんです。」



桃「…まぁ、一番楽しんでんのは俺らかもしれないんスけど」


赤「…ありがとうございます…僕を元気づけようとしてくれて…」

青「たまにはこうやって息抜きも必要ですよ、だから今日は、俺らのわがまま聞いてくれてほんま嬉しいです。」

赤「…わがまま…?いや、それは僕の方です」

青「……大毅さんのわがままやったら何個でも何百個でも聞きますから」

桃「あっ!!!!またこいつ1人だけかっこつけようとしやがって…!!大毅さん!!こいつなんかほっといて、もう行きましょ!!」

赤「え、あ、ちょ…」


大毅さんの腕を引っ張ってずんずん歩き始める望。



俺も慌てて後を追う、




なんか



今とてつもなく幸せ。




大毅さんもそう思ってくれたらいいな。






青「次どこ行きますか??」

赤「え…と、僕はどこでも…」

桃「ほなら、水族館行きません?ここから少し歩いたところにあるんですよ」

赤「水族館!!行きたいです」



望の案内で、俺らは水族館にやって来た。


土曜日やし、時間も時間なので、人が多い。




青「はぐれんといて下さいね」

赤「が…がんばります…」



ほんまは手を繋ぎたい。

せやけど、いくら暗いからと言っても、誰が見よるか分からない。


それに…



大毅さんが嫌がるかもしれないから。


「はぐれないよう手を繋ぎませんか?」それだけ言えたらええのに。



拒絶されるんが怖くて、口に出せない。




望も、水族館に入ってから、ちらちらと大毅さんを見てるから、多分同じ事考えとるんやろうなぁ






すると、

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はる(プロフ) - 毎日更新してくださってとてもうれしいです!続きが気になって更新通知がきているとうれしくなります!もうすぐ3人は幸せになれるのかな?それと、双子の緑さんとなぜあんなに距離が近いのか気になっています。これから明らかになるのでしょうか?楽しみです。 (2020年10月27日 20時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるさん» わわっ!!!読んで頂きありがとうございますっ!!ノロノロの投稿になると思いますが、精一杯頑張りますっ!!ありがとうございます!! (2020年10月12日 19時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく拝読しています!緑さんが生きててよかった!忌々しい事件とはいったいどんなものなのか続きが楽しみです! (2020年10月11日 21時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年10月11日 15時

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