青side ページ28
青side
朝が苦手な俺は、正直、目覚ましが意味を成すか不安で仕方が無かったが、せっかくの大毅さんのお出掛けやのに、遅刻とかそんなかっこ悪い事したくなかった。
それに、あいつに先越されたら困るし…色々。
携帯も3分刻みでアラームセットしたし、目覚まし時計もわざわざ買った。
(叩き壊して、まともに使えた試しがないが。)
その努力もあってか、しっかりセットした時間に目覚めた。
お気に入りのアクセサリーとお気に入りの服を身につけ、バレないように、帽子と、サングラスをかけて、家を出た。
待ち合わせの場所へは、家から数分。
思ったよりも早く着いてしまった。
大毅さんはまだ来てないか…と思っていると、
桃「あ！！流星〜こっち！！」
ぴょんぴょん跳ねながらこちらへ手を振る望が居た。
青「早かったな？」
桃「おん、そわそわして家に居りきらんかってん」
青「分かる笑」
桃「まだ早いし、大毅さんもまだだろうから、大人しく待っとこうや」
大毅さんが来るまでは、お互い、スマホやショーウィンドウを鏡替わりにして、髪の毛が乱れてないか、服がよれてないか、確認しながら時間を潰した。
数分待っていると、
桃「あっ、大毅さん！」
どうやら望が大毅さんに気づいたらしくそう声を上げたので、望につられてそちらへ目をやると、こちらへぱたぱたと駆け寄ってくる大毅さんが見えた。
俺らと大毅さんの距離はだいぶ離れていたが、よく気付いたな望。
ただ1つ気に入らない事がある。
俺がここに着いた時から何となく視線には気づいていた。
そりゃ、俺も望もモデルという仕事をやっているから、帽子やサングラスをしただけで完全に誤魔化せているかと言われると、それはないだろう。
だから、多分何人かにはバレているのだろう。
仕方ない事だし、それ程、俺らの事を知ってくれている人が居るのだと、少し嬉しく感じたのも事実だ。
だが、今日は少し違う。
こちらへ駆け寄ってくる人物に、視線が集まっているのだ。
その人物こそ…
俺も望に負けじと手を振る。
俺らの前にたどり着いたのを確認すると、横に居た望は待ってましたと言わんばかりに、大声で大毅さんに迫っていた。
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はる(プロフ) - 毎日更新してくださってとてもうれしいです！続きが気になって更新通知がきているとうれしくなります！もうすぐ3人は幸せになれるのかな？それと、双子の緑さんとなぜあんなに距離が近いのか気になっています。これから明らかになるのでしょうか？楽しみです。 (2020年10月27日 20時) (
レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はるさん» わわっ！！！読んで頂きありがとうございますっ！！ノロノロの投稿になると思いますが、精一杯頑張りますっ！！ありがとうございます！！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく拝読しています！緑さんが生きててよかった！忌々しい事件とはいったいどんなものなのか続きが楽しみです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年10月11日 15時
