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目が覚めたのは朝の5時。
仕事の日とあまり変わらない。
約束の時間は、9時なので、まだまだ時間はあるが、二度寝なんて出来るほど落ち着いていない。
顔を洗って、歯を磨き、新しい服に腕を通して、普段は全くしないけれど、髪の毛なんかを少し整えてみたりなんかして。
「…大丈夫かな」
…慣れない事はするものではない。
あーでもないこーでもないと修正を繰り返していると、いつの間にか8時。
待ち合わせ場所は、家から電車で15分程行った場所にある大型商業施設の前。
「そろそろ出ようかな」
財布、携帯、ハンカチ、大切な物がバッグに入っている事を確認し、家を出た。
電車に揺られる事15分。
何故か、電車の中で色々な人に見られている気がしたけど、ただの思い込みだろうと思い、ひたすら下を向いていた。
電車の目の前に建っているので、降りたらすぐだ。
早速足を進めていると、
あ。
直ぐに見つけてしまった。
明らかに、そこだけオーラが違うのだ。
壁にもたれ掛かっているその人物たちは…
「…望くん、流星くん…」
2人は他の人にバレないように、サングラス、帽子を被っているが、あまり意味が無い気がする。
だって、彼らの近くを通るたくさんの人が、チラ見、または2度見をしているから。
中には立ち止まって、スマホと2人を交互に見比べている人まで見える。
まずい…ばれてるんじゃ…？
それよりも、あの2人の元に行ける気がしなくなってきた。
先程まで浮かれていた自分が恥ずかしく感じる。
「…む…り…」
足を止め、どうしようかと固まっていると
望くんと目が合ってしまった。
それに釣られるように、流星くんもこちらを向く。
気のせいかなと思ったが、
望くんは口を開け、みるみる満面の笑みになってきたので、これが現実だと理解せざるを得なかった。
望くんがぶんぶんとこちらに大きく手を振る。
流星くんも遅れて手を降ってくれる。
ただでさえ2人とも身長が高いのに、ぶんぶんなんてしてたら、注目されるに決まっている。
それに、既に何人かには、バレているだろうし。
とりあえず、2人を待たせてしまっているので、駆け足で2人の元へ向かう。
その間も、イケメン2人が誰かに向かって手を振りまくっている、という謎の状況が出来上がった為に、手を振っている相手、つまり僕まで見られてしまう。
(〜っ恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい…っ)
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はる(プロフ) - 毎日更新してくださってとてもうれしいです！続きが気になって更新通知がきているとうれしくなります！もうすぐ3人は幸せになれるのかな？それと、双子の緑さんとなぜあんなに距離が近いのか気になっています。これから明らかになるのでしょうか？楽しみです。 (2020年10月27日 20時) (
レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はるさん» わわっ！！！読んで頂きありがとうございますっ！！ノロノロの投稿になると思いますが、精一杯頑張りますっ！！ありがとうございます！！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく拝読しています！緑さんが生きててよかった！忌々しい事件とはいったいどんなものなのか続きが楽しみです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年10月11日 15時
