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「…い…き…」
それまで真っ暗やった視界が急に明かりを取り込んだせいで、余りの眩しさに一時目を開けることが出来なかった。
やっと落ち着き、目をゆっくりと開けると、見知らぬ天井が見えた。
ピッピッピッ…と、一定のリズムで機械から音がする。
病院か…
すると左手に違和感を感じ、そちらに目をやると
「…だいき…」
大毅が、俺の手を大事そうにその小さな両手でぎゅっと握りしめていた。
俺がちょっと手を動かしてしまったからだろうか、眠っていた大毅は起きてしまった様だ。
「…っ…？と…も…？」
「…おん…せやで。」
「…っとも…智っ…！！！」
大毅は目が覚めたばかりやったのに、ボロボロと泣き出してしまった。
「…っちょ…だいき…泣かんでや…」
「…と…智…今先生呼んだるからね…っ！！」
大毅がナースコールを押すと、急いでお医者さん達が駆けつけてきてくれた。
「神山さん、分かりますか？」
「…はい…大丈夫です…」
「…っせんせ…智は…大丈夫…ですか？」
「今のところ、脈も安定しているし、良く頑張ってくれました。引き続き様子を見てみましょう。」
「…っよ…かった…」
「重岡さんも、そろそろお休みになって下さい。本当に倒れてしまいますよ…？」
「…は…い、でも、もう少し、智と居させて下さい…」
「…分かりました。では、何かありましたらまた呼んでください。」
「ありがとうございます」
＊＊＊＊＊＊＊
＊＊＊＊＊＊＊
「…大毅、ずっと…此処居るん？」
「…おん。」
「…お医者さんも言っとったけど…ほんま、お前まで倒れてまう…」
「…いやや、智の傍に居りたい…」
「大毅…。」
「…ほんまに…めちゃくちゃ心配したんやから…っ！！心臓…止まりそうやった…」
「…ごめんなぁ…わざわざ来てくれてありがとうな」
「…許さへん。はよ元気にならんと許さへん。」
「…ふふっ…怖いわぁ…ほなはよ元気にならんとなぁ…」
「…ん。」
彼の頭をゆっくりと撫でる。
「智、もう休もう？」
「…おん、おやすみ、だいき…」
「…うんおやすみ、智」
俺は再び深い深い眠りに落ちた。
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はる(プロフ) - 毎日更新してくださってとてもうれしいです！続きが気になって更新通知がきているとうれしくなります！もうすぐ3人は幸せになれるのかな？それと、双子の緑さんとなぜあんなに距離が近いのか気になっています。これから明らかになるのでしょうか？楽しみです。 (2020年10月27日 20時) (
レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はるさん» わわっ！！！読んで頂きありがとうございますっ！！ノロノロの投稿になると思いますが、精一杯頑張りますっ！！ありがとうございます！！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく拝読しています！緑さんが生きててよかった！忌々しい事件とはいったいどんなものなのか続きが楽しみです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年10月11日 15時
