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それから1週間が経った。
やっとテスト週間も終わりが近ずいてきた。
あと1時間のテストを受ければ本当に終わる。
今日早速、重岡さんの元へ行こうと思う。
流星も心做しか朝からずっとそわそわしている。
あぁ、こいつも会いたいんやな、と思うと謎の対抗心が芽生えてきた。
俺が会いたいって言い出したんやで。
そんな事を思っていると、テスト開始を告げるチャイムが鳴った。
最後の教科は得意科目っていうこともあって、開始5分で解き終えてしまった。
普段やったら後の時間全部寝るんやけど、今はそれどころやない。
ラスト15分なんて心臓バクバク過ぎて変な汗すらかいてきた。
終いには先生に体調悪いんか?って心配されるくらい。
だから適当に軽くあしらっといた。
ごめんな、先生。今あんたに構っとられんのよ。
終了のチャイムが鳴った瞬間流星と目を見合わせ、俺らは走って教室を飛び出した。
後ろから先生が何か言っていた気がするが、気にしない。
重岡さん。
頭の中は重岡さんでいっぱい。
学校から中間法律事務所までは意外と距離がある。
なので、電車に乗っての移動だ。
30分ほどで着いた。
目的の事務所も、駅から歩いて5分もかからない所にあるらしく、俺らは改札を出ると、急ぎ足で事務所へ向かった。
角を曲がったその時だった。
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作者名:悠 | 作成日時:2020年9月26日 22時