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そう言って、彼は俺の腕から
居なくなった。
今度は本当に。
泣き続けた。
ひたすら泣き続けた。
どれくらい経っただろう。
「…帰ろう」
そう思い、俺は彼が消えてしまった為行き場を失い、地面に落ちてしまった指輪とネックレスを拾い、またハンカチに丁寧に包んでカバンへ直し、流星達のもとへ向かった。
「…おかえり、望。」
「おかえり、のんちゃん。」
「…ただいま。ありがとな。2人とも。」
「…っ会えたん…やね、」
神ちゃんは目にいっぱいいっぱいの涙を溜め、そう言う。
「…うん。相変わらず、元気で、綺麗やった。」
俺の言葉を聞くと、ついに堪えきれず泣き出してしまった神ちゃんの背中をそっと擦りながら流星は口を開く。
「…よう、頑張ったな、…2人とも。」
「…っうん。」
帰ろうか、流星の言葉で俺たちは車に乗り込み、家へ向かった。
「…流星、神ちゃん、ほんまにありがとう。おかげで全部思い出す事が出来た。」
「…それは、望が頑張ったからやで。」
「せやで。」
「…色々迷惑かけたし心配もさせてしもうたな…ほんまにごめん」
「気にすんな」
「やって、俺ら友達やもんな！！」
神ちゃんはまだ目は真っ赤だが、笑顔でそう言ってくれた。
「…うん！とも…だち…俺のっ…大切な…」
「あぁもうのんちゃん泣かんでや〜！！！ちょっと流星！！」
「えぇっなんで俺なん！？」
「のんちゃん！！流星が今度美味しいカフェ連れてってくれるから！！！」
「ちょ！！！それは神ちゃんが行きたいだけやろ！？」
「ちゃ…ちゃうもん！！！のんちゃんも行きたいんやで！！！な！！！」
「…くくっ…ふふふっ…うん、俺も行きたい」
「望まで〜！！！」
「前に、4人で行ったスイーツ食べ放題の所行こうや。」
「っ望…」
「な？神ちゃんも行きたいやろ？？」
「…っうん！！行きたいっ！！！」
4人。
もちろん
俺と流星と神ちゃんと
大毅
「…せやな。行こうか」
「やった〜！！！！！楽しみやねのんちゃん！！」
「うん！！」
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悠(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！！是非書かせて頂きますっ！！最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2020年9月24日 22時) (
レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただきました。機会があったら、付き合う前から事故にあう前までの二人をみてみたいです！ (2020年9月24日 22時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年9月19日 13時
