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「…っ…く……っ…」
頭の痛みは激しさを増すばかり。
ついに1人で立っていられなくなったその時。
「望ッ！！！！大丈夫か！？」
そう言って俺の腕を掴み支えてくれたのは
「…りゅ…せい…」
「大丈夫か！？やっぱ心配で着いてきてしもうたけどっ…」
「…っはぁ…俺…っ…思い…出したっ…行かな…いかん」
「はぁ！？何処にや！！！！」
「…行く…んや…あいつが…待ってんねん…」
「そんな身体じゃ無理に決まっとるやろ！！！」
「今っ！！！！行かなあかんねん！！！！」
「…っ…分かった…じゃあ乗せてったるから。何処に行くんや。」
「…海。」
そう言うと流星は頷き、俺を支えながら、車に向かってくれた。
「…連れてったるから、着くまで寝とき。」
「…うん。すまんな…何回も何回も。」
「…気にすんな。頼れ言うたやろ。力になりたいんや、俺も神ちゃんも。」
「せやで。のんちゃん、俺たち友達やん！！！」
「…ん。ありがと…」
「あら、のんちゃん寝ちゃった？」
「…みたいやな。」
「ほんまに、のんちゃんは頑張り屋さんやね。」
「…せやな。」
「…はよ…会いに…行ったってや…俺らじゃ…ダメやねん。のんちゃんやないと…っ…」
「…たで。望、着いたで」
いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
流星に起こされ辺りを見渡すと、日が沈みかけていた。
「めっちゃ綺麗やな〜！！俺いつかここに来てみたかったんよ！」
神ちゃんは車から降り、そう言いながら大きな伸びをする。
「望、行ってきいや。」
「…うん。行ってくる。」
「俺らずっと待っとるから。」
そうして、俺は3度目、いや、正確には4度目のこの場所へ足を踏み入れた。
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悠(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！！是非書かせて頂きますっ！！最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2020年9月24日 22時) (
レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただきました。機会があったら、付き合う前から事故にあう前までの二人をみてみたいです！ (2020年9月24日 22時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2020年9月19日 13時
