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【 『どうしようもないくらい どうしようの繰り返し』】






『誰が明日を知ってるんだ〜!!!誰にも分からないからぁ〜!!!!!』



『ちょっと!!今いい所やから黙っといてや!!』



『え〜何でやぁ〜ええやんかぁ〜俺も歌いたいぃ〜!!!!』









何かがフラッシュバックしてくる。






「あいつ」との思い出






「あいつ」はこの曲が大好きで。


俺も大好きで。








よく2人で聴いていた。







あいつはよくこの歌を口ずさんでいた。





俺も文句を言う割に、あいつの歌声が好きで。







「…だれ…だれなんや…なぁ…」






頭のズキズキは止まらない。


それどころかどんどん悪化している。








「…っ!!」






ダンッという鈍い音と、どこか打ってしまっただろう身体の痛みで、俺は床に倒れてしまったのだと理解できた。









だが、起き上がる事が出来ず…







そのまま意識を手放した。




目が覚めるとそこは冷たい床の上だった。




あぁ…昨日結局あのまま寝てしまったんか…





一晩寝たら治ったかと思ったが、立ち上がろうと身体を起こすと




尋常ではないくらいの頭痛と眩暈、それに寒い。



風邪を引いてしまったかもしれない。







それもそうか。

薄い格好で一晩こんな寒いところで寝てたら風邪引いてしまうか。






時計を見ると7時。

今から急いで準備をすれば仕事に間に合う。






こんな不注意で風邪を引いただけやのに休んで照史さん達に迷惑をかけたくない。







薬飲めばどうにかなるだろう。

風邪薬を水で流し込んだ。



心做しか少し落ち着いた気がする。








俺は準備に取り掛かった。

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(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!!是非書かせて頂きますっ!!最後までお付き合い頂けると嬉しいです! (2020年9月24日 22時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただきました。機会があったら、付き合う前から事故にあう前までの二人をみてみたいです! (2020年9月24日 22時) (レス) id: aede5183da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年9月19日 13時

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