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3話 ページ5
「香織、彼方、ごめんよ。これからは、2人で、頑張、れ。今まで、ありが、とう…… よろしく、な…… 」
「お父さん、なんで……?お父さん!」
僕はその光景を呆然としてながめていた。まるで自分はそこにいないかのように。
「父さん… ごめん」
やっとの事で出て来た言葉は謝罪だった。
「彼方… どうしよう!」
僕だって分からない。どうすればいいかなんて。
「とりあえず、帰ろう」
僕はそれしか言えなかった。
「彼方、ごめん、私…」
香織が立ち上がった。
「香織?どうしー」
「ごめん!!」
そういって、香織は僕の元から離れていった。
ずっと一緒だったのに、離れてしまった。
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作者名:愛雫 | 作成日時:2017年5月30日 23時