【東リべ】初恋は元風俗嬢

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最近ちょっと起きてる不思議な話。
堅や千冬が度々お店に来てくれるように
なってからというもの彼らに栄養のあるものを
食べてほしいという変な母親心からきちんとした
料理をするようになりそれに合わせて私の食事改善にもなり
誰かと話してる最中にタバコを吸うことも減り
1日のタバコの本数も減っている。

彼らの存在が私に取ってプラスにしか
なっていないことに驚いている。
まあ食費で懐は寒くはなるけど結局タバコが
減ってるから金銭的にはプラマイゼロだ。



「堅のおかげで私は健康になってるっぽい」


千冬のおかげでもあるけど。
それは余計な一言になりそうだから黙っとこ。


「どう言う意味だそれ」


いつもの席に、いつものレモンスカッシュ。
いつもと違うのは結ばれていない髪だけ。
結ぶの面倒だったんだってさ。


「んー？君の食生活を気にして晩御飯を作ってたら
私も自動的に健康的な食生活の下 暮らして行くわけよ
勝手に健康になるよね〜」


「ふーん まあ最近タバコの量も減ってるしな」


とニヤニヤ笑ってくる堅。
うげ〜 気づいてたのかこのクソガキめ。


「ソダネェ」


「なんだそれ
そういや ここの店って定休日あんの？」


「うーん、ないねぇ 基本不定休で
どうしても閉めなきゃいけない時だけ閉めてる」



あ、いらないこと言った気がする。



「は？ A休みなしで働いてんのか？」


あーー、やっぱ地雷だった。


「休みなしって言っても労働時間そんなに長くないし
好きなことしてるから楽しいから そんな言うほどじゃ…」


どんどん墓穴掘ってる気がする
何も喋らない方がマシなのかもー たはは。


「そうだとしても倒れたら元も子もねェだろ
てか倒れない為に定期的な休み作るべきだ」


「ハイゴモットモデース」


なんで私は中学生に説教されてんだろ。



「つーわけで次の休み決まったら連絡、な？」



「え？まじ？」


「マジ」


「はぁ〜 わかりましたぁ」



どれだけ大きくなってても
私はこの子にめっぽう弱いんだよ。

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