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Aさんと晩飯を一緒に食ったあの日から
ずっと考えていることがある。


あの時感じたもやっとした違和感。
Aさんはドラケン君にとって
大切な人なのは勿論わかっているつもりだ。


ある時場地さんから
「千冬が好きそうな話してやるよ」と言われ、
興味津々で聞いてみればドラケン君とAさんの話だった。


2人の仲はドラケン君が小学生の頃からだったらしく
4年ぶりの再会で、しかもそれは俺やマイキー君が
Aさんを偶然助けた事で繋ぎなおされた仲。


場地さんには「少女漫画みたいじゃないッスか!」と
浮かれ気味にこたえたが、内心はあまりいいものではなく
あの時の違和感がまるで白いクロスに
コーヒーを溢したようにじわじわと広がっていった。







「はぁ〜〜……」






「どしたの? そんなにながーいため息ついて」





タバコ片手に大きな瞳をぱちぱちさせるAさん。
今日は俺の好きなテーブル席ではなく
カウンター席に座ってみた。

もちろんドラケン君の席、は避けている。
ドラケン君はいつもこの距離でAさん見てんのか、
いつもの席では感じることのない
タバコの甘い香りが流れてくる。




「う゛ーんて感じっす」




俺の返事を聞いてけらけら笑い出すAさん。
どれだけ頭を捻ってもたどり着く答えが一つで嫌になる。







「ははは 悩みがあるっていい事だよ
悩みなくして成長はないんだってさぁ」







偉い人が言ってたような気がするよ。と
相変わらずけらけら笑っているAさん。
現状答えが一つしかないから悩んでんだよ。





「……悩み、解消したら話聞いてください」







「たははっ 相談はしてくんないのね?」










解消する時は俺があんたに告白するときッスよAさん

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(プロフ) - aicoさん» aico様 コメントありがとうございます!とても励みになります!更新頑張ります☻ (12月29日 12時) (レス) id: 25515adda2 (このIDを非表示/違反報告)
aico(プロフ) - なんだこの作品サイコーすぎる見つけれて良かった😭更新頑張ってください! (12月28日 12時) (レス) @page28 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年8月5日 12時

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