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「マイキーじゃなくて堅が手伝うんだ?
これ サイズ合わないだろうけどエプロンね」



堅のいかつさでお客さんが怖がっても困るから
基本裏方、接客以外の仕事をお願いしよっかな。
オープンキッチンだから裏なんてないけど…



「一回ああなったら面倒くせぇからな
店で暴れられても困るし てか手伝い俺だけで足りんの?」



腰にエプロンを結びながら話す堅。
白シャツに黒のソムリエエプロンが様になってるなぁ。
まあ私の使ってる物だから丈が足りてないけど。



「正直もう1人欲しいんだよねぇ」



正直に現状を伝えると堅は「ちょっと待ってろ」と言い
誰かに電話し始めたかと思えば、すぐ電話を終え
「助っ人頼んだから」とだけ言い皿洗いを始めた。


そして、冒頭に戻るわけ。


結論から言うと堅が呼んだ助っ人は三ツ谷。
千冬はなぜいるかと言えば 本当にただの偶然。
前会った時に約束した通り場地と一緒に来てくれた
まではいいんだけど、オムライスの流れを話すと
「千冬ぅ お前もAの手伝いしろ」と場地。
千冬は二つ返事で請け負ってくれた。
居酒屋とは言ったけど顔が整ってる子ばかりだから
女の子のお客さんは3人をチラチラ見てる。

堅は片付け全般、料理は三ツ谷、ホールは千冬、
そして私はオムライス作り。
ついでに場地もオムライス作ってあげようかな
いや、オムそばでもいいかも



「A オムライス完成したら
これ、さしてくれ」


堅から渡されたのは


「旗?」


可愛らしい国旗の旗。


「ああ これがねぇとマイキーが食わねえ」


そんな真剣な顔で言われたら笑えないんだけど


「うん? わかった
ありがと さしておくね」


三ツ谷「Aサン 南蛮のタルタルソースってまだある?」


「ああ 冷蔵庫にあるから
それ使ってもらってもいい?」


そう伝えると三ツ谷は「オッケー」と冷蔵庫から
昨日作っておいたタルタルソースを取り出す。
三ツ谷も堅と同じくらい久々なんだけど、
私のことを覚えていてくれたみたい。
久々の再会で手伝わすなんて堅は鬼だなぁ。












万次郎「ケンチン 嬉しそー」


ドラケンを見てにやにやするマイキー。
そういえばドラケンの知り合いがやってるお店、としか
聞いてなかったけどあんな美人なお姉さんと
どこで知り合ったんだろ


エマ「ねーねー マイキー
ドラケンとAさんってどーゆー関係?」


場地「あ それ俺も気になってたんだワ」


万次郎「ケンチンとこの店で昔働いてたオネーサン」




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(プロフ) - aicoさん» aico様 コメントありがとうございます!とても励みになります!更新頑張ります☻ (12月29日 12時) (レス) id: 25515adda2 (このIDを非表示/違反報告)
aico(プロフ) - なんだこの作品サイコーすぎる見つけれて良かった😭更新頑張ってください! (12月28日 12時) (レス) @page28 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年8月5日 12時

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