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来店を知らせる鈴が店に響く。


「いらっしゃいませ〜」

龍宮寺 三ツ谷 松野「っしゃっせー!」


あれーーーー、
うちって居酒屋でしたっけ?
こんなことになってるのは遡ること1時間ほど前



















龍宮寺「よう」

万次郎「やっほー」

「いらっしゃいませ〜
きてくれたんだ ありがとうね っと、
どちら様かな?」


マイキーと堅の間に少し隠れるように佇んでいる
まるでフランス人形のような可愛らしい女の子。
もしかしてどっちかの彼女? 隅に置けないなぁ〜


「えっと あの 佐野エマです!マイキーの妹です!
マイキーとドラケンがお世話になってます!」


「マイキーの妹ちゃんとは思えないほど
礼儀正しい女の子だねぇ
私はAっていいます よろしくねー」


Aひでぇんだけど〜、と頬を膨らませるマイキーと
まあAの言うとおりだなとけらけら笑う堅。
休日のランチタイムなだけあって少し混んでいるが
満席というほどでもないので広めの席に案内した。



エマ「Aさん この日替わりランチって何ですか?」

メニューをキラキラした目で見ながら聞いてくるエマ
こんな可愛らしい子と触れ合う機会無さすぎて
自分の荒みっぷりに吐き気すら感じちゃうわー


「今日はねぇ チキン南蛮ー」

エマ「じゃあウチはそれで!」

「はぁい 堅とマイキーはどうする?」

龍宮寺「俺はAセットっつーやつ」

万次郎「俺オムライスがいい」

エマ「マイキー オムライスはメニューにないよ」

万次郎「俺 Aのオムライスがいい」

エマ「Aさん 忙しいから今度にしよーよ」


エマの言うとおりランチタイムはどうやっても忙しい。
せめてカフェタイムなら時間に余裕もある。
オムライスくらいならメニューになくても作れるし。


万次郎「やだ 今日食いたい」

龍宮寺「おいマイキー わがまま言うな」

先ほどのようにぷくっと頬を膨らませるマイキーと、
先ほどとは打って変わって怒るように言う堅。


「マイキー ここのお店ってね私1人で回してるの
だから 時間もらっても大丈夫ならオムライス作れるよ
ただ、すぐすぐってなると 人手がないから難しい」


万次郎「じゃあさ、
人手があったら作ってくれんの?」


「え うん そうだけどー …?」

マイキー手伝ってくれんの?
いや多分君接客とか無理でしょ。


龍宮寺「ハァ、とりあえず皿洗いとかでイイ?」



ため息をつき上着を脱ぎ腕まくりを始める堅。
ああ 堅が手伝うんだ うけんね。





.

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(プロフ) - aicoさん» aico様 コメントありがとうございます!とても励みになります!更新頑張ります☻ (12月29日 12時) (レス) id: 25515adda2 (このIDを非表示/違反報告)
aico(プロフ) - なんだこの作品サイコーすぎる見つけれて良かった😭更新頑張ってください! (12月28日 12時) (レス) @page28 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年8月5日 12時

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