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「ねえ堅ー」
「んー？」
「学校は？」
「Aが言うのかよ」
再会した翌日、キッチンで雑務や開店準備をするAを
カウンターテーブルから見つめるドラケン。
カフェはカウンターテーブルと対面型のキッチンに
なっているためカウンター席に座っていれば
問答無用でAを見ることができる。
勿論ドラケンが座っているのは
Aが一番よく見える真正面の席。
「あー 言ったなぁ こうみえて
専門学校までは行ってんだからなー」
だから堅も中学は卒業してね？と
レモンスカッシュをドラケンの前に置く。
「へー まあ店いた時もコーコーセーしてたんだろ？」
「うえー 誰から聞いたのー？店長？」
「三ツ谷」
「……？ ああ 堅のトモダチか」
あの子もかっこよくなりそうだったよねぇ。と
目線はランチの準備をしている手元のままドラケンに言う。
彼を見ずに話しているのが不幸中の幸いとでも言おうか
今、彼は誰が見ても不機嫌だと認識する顔をしている。
「なあA」
「んー なあに？」
「店終わったら話さねえ？」
「うん 話そっか」
「店 何時くらいに終わる？」
「うーん その日の集客によってだいぶ変わるんだよねぇ
早くて17時くらいで遅かったら19時くらいかな
あ 時間わかったら連絡するから堅の連絡先教えて？」
「そういや連絡先 交換してなかったか」
「うん なんか不思議な感じだなぁ」
くすくすと笑いながら携帯を取り出すAに、何が？と
応えながらAの番号とアドレスを登録していくドラケン
「前会った時は小学生でさ、小さくて生意気だけど
可愛かったのに なーんか会ってない間に
かっこよくなってて しかも連絡先交換しちゃったりしてさ」
「A それ褒めてんの？」
携帯を返し、Aの顔が見れないのか
そっぽを向きながら聞くドラケン。
「どーでしょー 堅はどう思う？」
「お前昔からそーゆーところ かわんねぇわ」
「堅 それ褒めてんの？」
「どーでしょーネェ
なあ一個だけ今聞いてもいい？」
携帯を訝しげに見ながら聞くドラケン。
不思議に思ったAは首を傾げる。
「？ いいよ」
「Aってちゃんと本名？」
「え？」
「もし源氏名だったら、なんか登録すんの嫌なんだよ」
そう言ってAに携帯の画面を見せる。
自身の電話番号とアドレスが入力されているが
名前のみ空欄だった。
それを見たAはくすくすと笑って答えた。
「うん、本名だよ」
.
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れ(プロフ) - aicoさん» aico様 コメントありがとうございます！とても励みになります！更新頑張ります☻ (12月29日 12時) (
レス) id: 25515adda2 (このIDを非表示/違反報告)
aico(プロフ) - なんだこの作品サイコーすぎる見つけれて良かった😭更新頑張ってください！ (12月28日 12時) (レス) @page28 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年8月5日 12時
