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万次郎「へー お姉さんって
ケンチンの探してたAだったんだ?」


「そうそう なぁんかびっくりだよねぇ」


場地「しかも千冬もAと知り合いなんだろ?」


「場地の話は千冬からたくさん聞いてるよ」


龍宮寺「なんでこうなるかねぇ…」



お互いが覚えていたことを認識したAとドラケンは
昔話に花でも咲かそうとしていたところ
マイキーと場地がカフェに乗り込んで来てしまい
四人で仲良くテーブルを囲んでいる。

AもAで不良に絡まれているところを
助けてくれたマイキーと、
同様に助けてくれた千冬の尊敬する相手である場地を
蔑ろにすることもできずドリンクと茶菓子まで出している。



「堅は何飲む?」

龍宮寺「ん? あー Aと一緒でいい」

わかったー。とキッチンへ戻るAを目で追うドラケン。
まだ現実味がないのか、ドラケンの視界の先には
必ずAがいる。
マイキーや場地と話しているときでさえ
視界の端にAを捉えている。


「はいどーぞ」

キッチンから帰ってきたAは
アイスコーヒーを二つ持っていた。
一つはドラケンの前、もう一つは自分の前に置き席に着く。



龍宮寺「さんきゅ」

「ねえ堅」

マイキーと場地には聞こえない声量で囁くA。


龍宮寺「ん?」

「そんなに見てたら穴開いちゃうよ 私」

龍宮寺「…あーー 悪ぃ 無意識だわ」

「今度ちゃんと話そう その時は一人でおいで?」

龍宮寺「ん わかった」



にこにこと笑って言うA。
もうAに会えなくなるわけじゃない
会いたい時には会いに行けるじゃないか。と
自分を納得させこの場は四人で過ごすことにした。














マイキー「じゃあね A」

「はぁい マイキーまたね」


数十分ほど話すと気分が変わったのか
マイキーが帰ると言い出し、その言葉をきっかけに
場地やドラケンも帰る方向となった。


場地「ごちそーさん 今度は千冬と来っから」

「あはは うん
千冬にも次は場地とおいでって言ったから」


龍宮寺「A まだ店の用事あんの?」

「うん 明日の仕込みしとかないとだから」

龍宮寺「邪魔して悪かった」

「邪魔なんて思ってないよ 堅に会えてよかった
またおいでー 待ってるから」

龍宮寺「ん またな」

「うんまたねー」


3人に手を振り終えると店の中に戻るA。
そのAが入って行ったドアから
視線が外せないでいるドラケン。



万次郎「ケンチーン 帰んぞー」

龍宮寺「あぁ わーってる」

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(プロフ) - aicoさん» aico様 コメントありがとうございます!とても励みになります!更新頑張ります☻ (12月29日 12時) (レス) id: 25515adda2 (このIDを非表示/違反報告)
aico(プロフ) - なんだこの作品サイコーすぎる見つけれて良かった😭更新頑張ってください! (12月28日 12時) (レス) @page28 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年8月5日 12時

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