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「堅は将来かっこよくなりそうだねぇ」
懐かしい声だ、ガキん時の朧げな記憶にすら
はっきりと残る甘さと怠さを含んだ声。
「は？ ったりめーだろ てか今でもかっけーし
Aが売れ残ってたらもらってやってもいーぜ」
お前 貰い手なさそうだしな、とガキの俺は続ける。
ガキらしい上から目線。
今の俺があいつと会ったらどう伝えただろうか。
売れ残るような顔ではないし
今頃いい男捕まえて結婚してたりしてな。
「調子乗ってんなよ、くそがき」
そう言ってデコピンされる。
「また あいつの夢か」
元気にやってんだろうか。
稀に出勤してきたと思えば毎日いたり、
数週間出勤しなかったりと自由奔放な女だった。
それでも正道さんは辞めさせるどころかあいつが来るだけで
喜んでた。顔よしスタイルよしとありゃ
固定客もつくんだろうな。
ここにいるとあいつとの思い出が多すぎる気がする。
「そんなに居たわけでもねえんだがなぁ」
いつまで経っても写真のように鮮明に記憶に残るあの女は、
俺にとっては初恋らしい。
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れ(プロフ) - aicoさん» aico様 コメントありがとうございます！とても励みになります！更新頑張ります☻ (12月29日 12時) (
レス) id: 25515adda2 (このIDを非表示/違反報告)
aico(プロフ) - なんだこの作品サイコーすぎる見つけれて良かった😭更新頑張ってください！ (12月28日 12時) (レス) @page28 id: a3a2c4d69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年8月5日 12時
