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好き ページ6

「私…ヒチョルは知ってるんだと思ってた」

HC「っぇ…?」



少しの沈黙のあと、先に口を開いたのはAだった



「知ってるから、最近誘ってくれないんだと思ってた」

HC「それはっ…」

「私がいたら迷惑だから、呼ばれないんだって」

HC「そうじゃない!俺はっ!…」



アイツがいる場所に、Aを呼びたくなかっただけ


そう答えたら、Aはどう思うだろうか


俺を意地悪だと思うだろうか?

それとも

俺の気持ちに気付くだろうか?


どっちにしろ、Aは今までずっと一人で辛い気持ちを抱えていた

一番近くにいた筈の俺が、Aを支えてやらなくちゃいけなかったのに…



「…ごめんね、ヒチョル」

HC「なんで謝る?」

「…私のせいで、しなくても良い嫌な想いをさせちゃってたから」

HC「どういう意味?」

「…店で絡まれたときも、ヒチョルのファンに囲まれたときも。

ヒチョルは関係ないのに…私をいつも助けて…。

ヒチョルをいつも頼ってばかりで…ごめんなさい」

HC「A…」



カップを持ったまま

Aは俺に頭を下げながら、そう言った




何故だろう…

今目の前にいるAが、遠く感じた


他人行儀に頭を下げる姿を見て

胸が痛くて、涙が出そうだった



…違うんだ

違うんだよ


お前を仲間から遠ざけたのは

俺のつまらないヤキモチで…


アイツを好きだといったお前が

どんどん俺から離れていくような気がして

怖かったから…



HC「A」

「…なに?」

HC「お前が好きだ。…女として」

「ぇっ…」


もう良い兄を演じるのはおしまい



俺は…お前が好きだ


ずっと

出逢った頃から…ずっと



俺は真っ直ぐとAの目を見つめた


驚いたように大きな瞳が俺を映す



HC「好きだよ、A」


もうお前の気持ちも他の男になんて渡したくない


誰にも、渡せない

お前の男→←夜中の訪問



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(プロフ) - しあぽんさん» 私もJJを想像して書きました(笑) (2015年6月9日 23時) (レス) id: 10763d45a9 (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 裕さ~ん、今頃読んでミアネミアネ~「私」の好きだったヒチョの友達ってジェジュじゃないかと思っちゃいましたよ~そうは問屋がおろさなかったね~ 面白かったっす! (2015年6月3日 22時) (レス) id: 930a404ddf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - makimakiさん» 今までのものも読んで下さっているんですね(^^)嬉しいです♪ありがとうございますm(__)m私も得意じゃないです(爆)じゃぁ、なんで書いたんだ!って←二度目。 (2015年4月3日 0時) (レス) id: 10763d45a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みおなんさん» コメントありがとうございます(^^)/私も正直苦手です(爆)じゃぁ、なんで書いたんだ!って(笑) (2015年4月3日 0時) (レス) id: 10763d45a9 (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - あはっ(^o^)初コメです!?多分…エルプでJJペンのmakimakiです^^; 最近は…かっなりのJJ寄りなのですが裕さんの作品大好きなのでHCとわかっていても読んでしまいました;^_^A最近お太り気味のヒチョル様…あまり得意ではないのですが、この作品のヒチョル氏は好きでした (2015年4月2日 10時) (レス) id: 37faf3a357 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年1月17日 17時

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