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寝室に向かうと、ふらふらしながら帰る準備を進めている薮ちゃんを見つけた。
声をかけようとするとまたふらついてしゃがみこんでしまってすぐに駆け寄る
圭「薮ちゃん、大丈夫…?」
薮「大丈夫、ごめん、」
話してた内容を全部聞かれてしまったのにはみんな気づいてる
だからこそ何も言えない、
知「…なんで言ってくれなかったの?」
薮「ごめん、」
有「俺らってそんなに頼りない、?」
大ちゃんがこぼしたその疑問に薮ちゃんが俯く
体調が悪い時くらい頼って欲しかった、それが俺らの想い
でその言葉が薮ちゃんにとっては逆にプレッシャーになってるかもしれな言って考えたらそんな簡単言えなかった
元々は末っ子気質だった薮ちゃんを頼れるお兄ちゃんにしたのは紛れもない俺ら、なのにそんな俺らは薮ちゃんからしたら辛い時に辛いって言えない相手
倒れるまで辛い言えない相手、
もしかしたらそうじゃないのかもしれないけれど不思議とそんなネガティブな言葉だけが頭を埋め尽くす
薮「頼りない訳じゃない、そうじゃなくて、
最年長だから、」
変わってあげたくても、変われない立ち位置
俺らが甘えすぎてるのもわかる、俺は最年長じゃないからって思ってるわけじゃないけど何かあったら一番に立ち上がってくれる薮ちゃんをずっと頼りにしてた
でもそれって俺らは良くても薮ちゃんにとってはプレッシャーでしかない、
伊「無理させてごめん、
でも、10年以上一緒にいて今更それ?
俺、同期としてずっとやってきてもう隠し事なんてないと思ってた」
目に涙を浮かべながらしっかりとそう伝えた伊野ちゃん
薮「ごめん、ありがとう、」
光「大切な人が倒れたら心配になるし、不安になる、
お願いだからこれからは頼って、俺も頼って貰えるように頑張るから、」
有「…あれ、光くんがデレた?」
薮「…可愛い」
大ちゃんの一言に薮ちゃんが便乗すれば、一瞬でみんなに笑顔が咲く
「いや光くんは確かに可愛いけど薮くん寝ないと風邪悪化するよ!?」
「…治った」
「うわすぐ嘘つくじゃん」
「…おやすみ」
「なんか尻に敷かれてる、」
END
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ロールケーキ裙(プロフ) - いつもリクエストありがとうございます!今日をもってリクエストの受付を停止させて頂きます!今までありがとうございました! (2019年2月20日 21時) (レス) id: a11e0869d9 (このIDを非表示/違反報告)
裕翔くんLove(プロフ) - 裕翔くんが涼介くんに甘えたいけれど甘えられなくて泣いてしまうお話しがみたいです (2019年2月20日 16時) (レス) id: 1ea5fa0bc2 (このIDを非表示/違反報告)
ひー。(プロフ) - ピエロみたいに自分の気持ちを隠し続ける雄也さんが見たいです! (2019年2月19日 8時) (レス) id: 26f1b61412 (このIDを非表示/違反報告)
sr_ihat(プロフ) - JUMPのみんなが山田くんに甘々なのが見たいです!これからも更新楽しみにしてます! (2019年2月16日 22時) (レス) id: ad9017b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
中島さくらこ(プロフ) - 裕翔くんが雄也くんに甘えるのが見たいです! (2019年2月13日 0時) (レス) id: b3194b3991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロールケーキ裙 | 作成日時:2019年1月18日 22時