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side:Ray
「A…」
そう小さく呟いたエマの瞳は小さく揺れていた。
ノーマンも、少しだが難しそうな表情を浮かべていて。
「エマ、ノーマン。
お前らはもう部屋に戻れ。
コイツと二人で話したい」
俺がそう言えば、2人は顔を見合せたあと、「おやすみ」とだけ言って食堂を出ていった。
Aと二人きりの静かな食堂。
振り子時計の秒針を刻む音しかしない静かな空間。
どう話を切り出そうかと考えて、なかなか口を開けなかった。
「…レイ、話したいことって、何？」
そんな俺を見かねたように、先に口を開いたA。
このことを話してもいいのだろうか。
彼女が壊れてしまわないだろうか。
そんな事を考えながら、話を切り出した。
「ここは孤児院じゃない、農園だ」
「それはさっき聞いたよ」
「そうじゃない。
お前、勘違いしてるだろ」
俺の言葉にAは首を傾げる。
やっぱりこいつは俺達の話を正確に理解してはいないらしい。
「捨てられた子供を保護して、そいつらを食用児にしてる訳じゃないんだよ。
最初から鬼に食べられるのを前提として俺達はここで産まれたんだ」
「ここで、産まれた…」
正しくは本部で、だけどな。
そう呟くと、目の前の彼女の表情が変わった。
「本部って…私達のご飯を作ってくれてる、あそこ…？」
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チャイナ娘 - 続きが気になる。夢主はどうするんでしょう (2020年11月28日 19時) (
レス) id: c39cab21f8 (このIDを非表示/違反報告)
紺碧(プロフ) - 白桜姫さん» 夜中に返信すいません！そう言っていただけて嬉しいです。この間やっと単行本を買ったのでそろそろ続きを書けそうです！ですのでもうしばらくお待ちください…!! (2019年3月12日 1時) (レス) id: d257d5a444 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみ^ ^ (2019年3月12日 0時) (レス) id: b2ef42075e (このIDを非表示/違反報告)
紺碧(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！ (2019年2月14日 1時) (レス) id: b0669d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます(。・ω・。)ゞ (2019年2月14日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘茶 | 作成日時：2019年2月14日 1時
