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第1章「いつまでも可愛い子たち」を読んでからだと分かりやすいと思います
HC「はー、マジで今日の練習ヤバすぎだろ…」
HC「くらえ！俺の汗攻撃！」
JS「うわっ、ヒョンやめてください！本当に汚い」
黙ってられないヘチャニが同じように寝転ぶチソンアの上に覆い被さってる。うわー、見てるだけでも暑苦しい。
今日の講師の先生はとにかく練習がハードで有名な先生で。年齢が幼い上にルーキーズだったからか、中には俺たちには甘い人もいる。それでも今日はひたすら指導された。そのせいで、こうして休んだだけでは疲れが取れてくれない。
視線だけを動かして、壁掛けの時計を見ると 短い針は6を指している。
…そろそろ、かな
重いままの身体をゆっくりと起こせば、まだ寝転んだままのマクヒョンと目が合う。
MK「なに、もう回復したの？」
『いや、疲れてるけど 外の新鮮な空気でも吸ってこようかなって』
MK「お、それいいな」
そんなことを言っておきながら、動く気配のないヒョン。むしろゴロゴロ転がって意味もなく笑ってる。練習の虫と言われるくらいのマクヒョンがこんなになってるんだから、やっぱり今日は相当ハードな内容だったんだろう。
RJ「じゃあついでに飲み物買ってきてー」
『やだ面倒くさい 自分で行って』
HC「なに、お前好きなヤツでもいんの？」
『…なんで？』
HC「じゃないとこんな疲れてんのにわざわざ外出ないだろ〜」
言うだけ言って、またペタリと床に吸割れていったコイツはどうしてこんなにも勘が冴えてるんだろうか。地頭が良いからズル賢い考えがすぐに出てくるし、とにかく人の地雷スレスレを攻めることに楽しさを覚えてるからムカつく。流石、マクヒョンに“怒り”と言う感情を教えただけある。
今だって俺の反応を見てニヤニヤ笑ってるし。
HC「悩める乙女ジェノちゃん、このドンヒョク様に相談してみなさい」
『…イドンヒョク、ちょっと来いよ』
HC「あーごめん、ごめん 嘘だって」
許しを請うように足元に擦り寄ってきたヘチャニの耳を摘めば、痛い痛いだなんて声が聞こえる。…大袈裟なヤツめ。
俺らの熱気で蒸し暑くなったこの部屋から出れば、他の練習室でレッスンを受けていたらしい練習生たちが俺の横を通り過ぎていった。
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2023年3月13日 17時
