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DY side
お前、今どこにいんの?
もうとっくに日付を跨いだこの時間になっても、俺のルームメイトがこの部屋に帰ってこない。
夕方から雨が降ってきて、それが更に俺の不安を掻き立てる。
マネヒョンから全員に共有されている個人のスケジュール表を見れば今日の部分は真っ白になっていて、仕事関係で遅くなっている訳では無いことくらいは分かる。
同じ階のテヨンヒョンとジャニヒョン、ヘチャンには相談したものの、「心配だけど、もうAも子供じゃないし、自由にさせてあげよう」なんていう結論に至って、これ以上臆説するのは辞めたつもりだ。
そうとは言ってみても、俺はどこか落ち着かない心を宥めながら、一人でベットについた。
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結局彼女は夜が明けても、俺の前に姿を現さなかった。
もう一度連絡をしようとスマホをスクロールしてみると、そこに居たのは何故かネットニュースの1番上に載った、心配で仕方ないあの子だった。
DY「‥ｯ、ど、どういうことだよ、これ、‥テヨンイヒョン！！！起きて！！！」
今まではただの“心配”でしかなかったはずの闇が
確信を掴み、大きく形を変えて 俺の心を蝕んだ。
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TY「とりあえず分かった、俺がマネヒョンに連絡するから」
DY「俺は外探してくる、」
TY「ありがとう、何かあったらすぐ連絡して」
YH「はぁ、…Aがなんでこんな目に遭わないといけないんだよ」
HC「…すごい雨だけど、ヌナ、傘持ってるのかな、」
身嗜みもろくに整えないまま、3人を後に俺は家を飛び出した。
Aのことだから、きっと今頃傘もささずに雨に打たれて、震えてるんじゃないか…
もしあの子が行く場所と言ったら……事務所しかない。
何処から湧いてくるのかも分からないこの直感に身を任せて、雨の中一人彷徨う彼女の元へタクシーを走らせた。
*
大通りを抜けた少し入った路地で、やはり俺の予想通りずぶ濡れになった彼女の姿があった。
DY「A、！」
俺がそう声を掛ければ、ピタッと歩みを止める。
傘を持っていない方の手で頬を包めば、どれだけ外にいたのだろうか、酷く冷たかった。
ピクリと肩を震わせて、その瞳に俺が映る。
彼女の小さな顔を濡らしたのが雨なのか涙なのか、俺には分からなかった。
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めろんぱん(プロフ) - hk1015さん» 前作もコメントくださいましたよね…！！本当に有難い限りです😭そうやって言ってもらえてとても嬉しいです（ ; ; ）これからもhk1015さんのご期待に添えるようなお話を書けるように頑張ります💚これからもどうぞ宜しくお願いします！！ (2022年11月20日 11時) (
レス) @page42 id: c9e8a3fe33 (このIDを非表示/違反報告)
hk1015(プロフ) - こんばんは！いつもお話楽しみにさせていただいています！このお話好きすぎるので終わってほしくないです😭😭 (2022年11月19日 21時) (レス) @page42 id: 0a7904ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2022年9月27日 0時
