Don’t let me go .. ページ28
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あの夢みたいだったプラスコンも無事に幕が降りた。
海外公演と、プラスコンの準備、更には普通のスケジュールまでもを詰め込んでこなしていた私たちは、少しの間だけお休みをもらった。
あれからプラスコンの亡霊になってしまったドヨンイヒョンはヘチャンと一緒に済州島にプチ旅行に出掛けたり、みんなそれぞれ束の間の休息を過ごしていた。
生憎インドアな私は特にすることも無く、もう習慣みたいに事務所に来て、大きすぎるこの会社の一角にある、私専用の小さな作業室で
まだ色褪せないコンサートでの感動を音楽に乗せていた。
「…うわ、この曲結構イケるかもしれない」
私が作詞作曲に興味を持ったのはデビューしてから直ぐのこと。
独学で自己満足のために自分の心地のいい音だけで組んでいた一小節が、何故かマネヒョンの手に渡り、それが何故かイスマン先生ににまで渡り、今ではこうして作業室を与えてもらえるまでになった。
専門的なものは良く分からないから、テヨンイヒョンやクンヒョン、マークに聞いたりして暇さえあれば曲を描いてきた。
今では事務所のアイドルに渡せるほどまで成長して、いつかイリチルのアルバム曲を自曲で満たせたらいいな、なんてのが密かな野望。
しばらく作業して、大きなヘッドホンを外す。
引き出しにこっそり隠しておいた、お母さんが日本から送ってきてくれた金平糖を一粒放り込めば ほのかに甘い味が口に広がった。
prrr ..
静かなこの部屋に、けたたましく鳴り響いた着信音
直ぐに確認すれば“マネヒョン”の文字
「…もしもし？」
『もしもし、Aか？お前今どこにいる』
「え？…事務所にいますけど？…ってあれ、カトクしませんでしたっけ？」
『…あ、それは見たわ』
「やだな〜マネヒョン、どうしちゃったんですか？ㅎㅎ」
『いや、それよりお前、大丈夫なのかよ』
「何がですか？」
『何がって？！はぁ、…聞いてないのか？』
「…なにも？というかなんでそんなに焦ってるんですか？」
一向に噛み合わない会話。
マネヒョンがどうしてこうも話すのを躊躇ってるのか私には理解ができないし、心当たりもない。
マネヒョンが焦りを抑えるようについた溜息が聞こえる。
「今日お前のご両親が事故に巻き込まれて_________」
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めろんぱん(プロフ) - hk1015さん» 前作もコメントくださいましたよね…！！本当に有難い限りです😭そうやって言ってもらえてとても嬉しいです（ ; ; ）これからもhk1015さんのご期待に添えるようなお話を書けるように頑張ります💚これからもどうぞ宜しくお願いします！！ (2022年11月20日 11時) (
レス) @page42 id: c9e8a3fe33 (このIDを非表示/違反報告)
hk1015(プロフ) - こんばんは！いつもお話楽しみにさせていただいています！このお話好きすぎるので終わってほしくないです😭😭 (2022年11月19日 21時) (レス) @page42 id: 0a7904ff1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2022年9月27日 0時
