・ ページ27
.
銀太 side
銀太「 ふあ〜… 」
今日はやけに眠りが深かった気がする。
欠伸をしながらスマホを開いて時刻を確認すると、まだ朝の8時だった。
思っていた倍早起きしていたため、思わず声が漏れる。
とは言っても、二度寝するほどの睡魔はないし、仕方ないからのそのそと起き上がってリビングに向かって廊下を歩く。
すると、リビングの方で話し合いをしている声が。
まる「 あ！銀太起きた 」
銀太「 ん、おはよー。え、どうしたと？ 」
目を擦りながらリビングに入ると一気に視線をあびる。
何となく違和感を感じながらソファーにドカッと座ると隣の脇に声をかけられる。
脇「 なあ、A知らん？ 」
銀太「 A…？知らん！まだ寝とうっちゃない？ 」
まる「 いや、それがおらんのよ 」
銀太「 え？あのAが？早起きなイメージあった！意外と寝坊助なんやね 」
脇「 そういうことやなくて。 」
まる「 おらんの、家に 」
銀太「 ……は？ 」
りゅうの言葉に思わず声が漏れた。
ドッキリかとも思ったけど、2人とも顔がガチで、嘘じゃないことは雰囲気的にすぐわかった。
銀太「 コンビニ行ったとかじゃないん？ 」
脇「 それはない。財布もスマホも残っとう 」
銀太「 え、マジ何…？ 」
寝起きで回らない頭を必死にフル回転させようと頭をガシガシと掻くが意味はあんま無い。
銀太「 っあ！と、とりあえず社長とふぉい！ふたりは！？ 」
まる「 どっちも部屋におる！ 」
脇「 ふたりならわかるかも！ 」
まる「 起こしに行こ！！ 」
みんなで急いで社長の部屋へ行くと、何やら少し神妙な面持ちで何かを話し合ってる社長とふぉいが。
社長「 うおっ…おはよう… 」
ふぉい「 どうしたと？そんな慌てて 」
まる「 社長！ふぉい！ 」
銀太「 Aおらんちゃけど知らん！？ 」
脇「 財布もスマホも置きっぱで…！ 」
俺らが焦りながらそう言うと、社長とふぉいは何かを察したように「あーやっぱり」と言って顔を見合せた。
ふぉい「 心配せんでもいいっちゃん、家出やないけん 」
社長「 やっぱ来たか〜。 」
まる「 どういうことすか？ 」
社長「 この時期はAのお父さんの命日が近いけん、毎年1人で朝手ぶらで海行っとうばい。やけん今も海にいると思う 」
ふぉい「 てか銀太お前なんでわからんと？笑 俺らと同じくらいの付き合いやろ笑 」
銀太「 え？ 」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 872人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
???(プロフ) - 前に上げられていたブレイキングダウンの話を上げて欲しいです！！ (2023年1月6日 0時) (
レス) id: d4c1c2363a (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 本当にに面白いです！続き楽しみにしてます (2023年1月3日 1時) (レス) @page47 id: 2eac50ab62 (このIDを非表示/違反報告)
にょもす - 初コメ失礼しますm(*_ _)m最近レペゼンにハマったんですけど凄く面白いですね(*^^*)ストーカーァァァ(≡Д≡；)続き楽しみです(*´艸`)作者さんのペースで無理はしないで下さい (2022年12月15日 22時) (レス) @page47 id: 9b16fcae5b (このIDを非表示/違反報告)
沙希(プロフ) - 続きが楽しみです！待ってます(^^) (2022年11月23日 17時) (レス) @page47 id: 387a933054 (このIDを非表示/違反報告)
サトウ(プロフ) - chigichigi0811さん» コメント返信遅くなりすみません( т-т )💧続編でガードマンとのコラボ動画ぜったい書きますね( т_т )🌟戦闘中のも書くつもりですのでぜひ気長にお待ちください₍ᵔ- ̫-ᵔ₎🕰 (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3c8b522ccf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
