◎そういう時もある ページ26
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ふぉい side
ふぉい「 ん、…ぁ…？ 」
夜中。
なんだか目が覚めてしまい、軽く意識を集中させると、リビングの方でカタカタと音が聞こえる。
いつもなら、脇が夜食食ってんのかななんて考えてまた眠りにつくも、今日はなんだか少しだけ違う気がする。
眠たい目を擦ってリビングに向かう。
フローリングがいつになく冷たく感じた。
ふぉい「 A…？ 」
リビングの扉を開けると、そこに居たのは1人ソファーに座って酒をゆっくり嗜むAがいた。
Aは酒が弱いため、1人で酒を飲むこともほとんどないし、ましてや睡眠大好きっ子だから酒飲む時間あるなら寝てたいと豪語するタイプの人間。
『 ん？…ああ、ふぉいちゃん。ごめん、起こした？ 』
ふぉい「 いや、大丈夫。…どうしたと？ 」
『 へへ、何が？ 』
ふぉい「 何がって、酒…あぁ 」
そこまで言って続きを言うのを辞めた。
ちらりと見えたAの左手はしっかりと家族写真を握っていたから。
首を傾けてこちらを見てくるAを横目に、壁にかかってあるカレンダーを見る。
＿＿＿そろそろか。
ふぉい「 ほら、酒置いて。もう3時やし寝よ。 」
『 …やだ 』
ふぉい「 何が？ 」
『 …ぜんぶ、ぜんぶが。 』
ふぉい「 …え？ 」
『 どうしようもなく不安になるの。いつかこの幸せが崩れちゃう気がして。逃げたくなる 』
ふぉい「 …A、幸せから逃げなくていいって自分で言っとったやん 」
『 …うん 』
ふぉい「 逃げなくてもいいっちゃん。お前はお前のままでおってくれたら、それで。 」
『 …うん 』
ふぉい「 寝よ。俺が寝るまで見とってあげる 」
『 ありがとう 』
ふぉい「 ほら、立てる？ 」
『 っあ…ごめ、ちょっと飲みすぎた 』
ふぉい「 当たり前っちゃん、酒弱いのにこんな飲むから！ 」
『 ふへ、ごめん 』
フラフラと立ち上がるAを支えて、そのまま姫抱きをする。
酒も回ってたこともあって、直ぐに俺の腕の中で寝てしまったA。
よく顔を見れば涙跡もうっすらと見えた。
こんなにも小さな身体で、お前はどれだけのものを背負っているんだろうか。
どうしようもなく不安なのはこっちだって一緒だ。
いつか、お前がふらっと消えてしまいそうな気がして。
ふぉい「 おやすみ 」
無事にベッドまで運んで寝かせる。
そっと頭を撫でてゆっくりと部屋を後にする。
頼むから、抱え込まないでくれ。
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???(プロフ) - 前に上げられていたブレイキングダウンの話を上げて欲しいです！！ (2023年1月6日 0時) (
レス) id: d4c1c2363a (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 本当にに面白いです！続き楽しみにしてます (2023年1月3日 1時) (レス) @page47 id: 2eac50ab62 (このIDを非表示/違反報告)
にょもす - 初コメ失礼しますm(*_ _)m最近レペゼンにハマったんですけど凄く面白いですね(*^^*)ストーカーァァァ(≡Д≡；)続き楽しみです(*´艸`)作者さんのペースで無理はしないで下さい (2022年12月15日 22時) (レス) @page47 id: 9b16fcae5b (このIDを非表示/違反報告)
沙希(プロフ) - 続きが楽しみです！待ってます(^^) (2022年11月23日 17時) (レス) @page47 id: 387a933054 (このIDを非表示/違反報告)
サトウ(プロフ) - chigichigi0811さん» コメント返信遅くなりすみません( т-т )💧続編でガードマンとのコラボ動画ぜったい書きますね( т_т )🌟戦闘中のも書くつもりですのでぜひ気長にお待ちください₍ᵔ- ̫-ᵔ₎🕰 (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3c8b522ccf (このIDを非表示/違反報告)
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