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顔どろぼう ページ27

トウマ「人が居るね..」


アキノリ「犯人の狙いはこれか?」




中に入り真っ先に喋ったのはトウマだった
興味深そうに見る先はここに居る人達を
捉えている


さっきまで滲み出ていた妖気は見事に散らばり
もわもわとイナリの時とは
一味違った雰囲気を感じさせる



犯人の手掛かりはここで断たれたと言っても過言じゃない




俺はその様子に困り果てて周りを見渡すが
辺りは人、人、人で何の手掛かりもない



これも犯人を悟らせない手??

あぁ..うん、分かってたけど
俺じゃ脳が追い付かない



なんか名探偵になった気分だけど
やっぱ小学生には思考に限界があった



ケータ(アニメのコ●ン見習お..)


俺は密かに決心し
遠い目で一人溜め息を吐く




「お集まりの皆さんようこそ!」


そう思った時
ステージ上に見知らぬ男が立っていた

どうやらこのイベントの主催者?のようで
片手のスマホを使ってアプリの説明をする



ただ問題がある



アヤメ「イケメン..」


ナツメ「イケメンね」



惑う事なきイケメンだった
身長も高く顔立ちも良いとなると
アプリ自体がそれに合っているのか言葉1つ1つに説得力がある




ちなみに言うと俺は真顔だ。
理由は単にイケメンを見て羨ましいと思って
心を無にしようとしているだけだが

他にもう1つ理由がある




ケータ(なんていうか)


妙な胸騒ぎがするんだ

あの人が来てからほんの一瞬だけど空気が変わった
それにこのタイミングというのも怪しい






ケータ(あ、そうだ

もしかしたらこれ、使えるんじゃない?)




俺が真っ先に見たのは



自分の腕の手首に身に付けた
妖怪ウォッチだった




ウォッチのレンズなら
人の姿で分からなかった妖怪の姿も
ひょっとしたら見えるかもしれない。



ケータ「たとえ妖怪の召喚が出来なくとも
レンズなら使える!!」



俺の思い付きな考えはやがて実行に移る


カチッ



使える!!



俺は謎の感動に陥り
その場でガッツポーズをし喜びを噛み締めた


その動きは確かに動作することを表していた

ウォッチから出る青い光は薄く辺りを照らし
僅かだが反応しているようだ




未来に来て初めて妖怪ウォッチを使うよ!
なんかこの気持ちは俺が初めて妖怪ウォッチを使った時の感動に良く似ている





そのまま光をステージ上の男に当てようとするが
それはある声によって止められた




ケースケ「あれ?何してるの??」



ケータ「!?」



ちょ、真面目にヤバイ!
ピンチなんだけど!

誤魔化せ!→←知り..合い?



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あいよん - だいすきでででぇす!続きをくださぁぁいい! (5月28日 23時) (レス) @page41 id: d3c9966a9e (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - いつ見ても面白いです!! 続きをー〜〜くださぁぁぁぁぁぁィィィィィ!!! (2022年8月2日 9時) (レス) id: f62e6c062f (このIDを非表示/違反報告)
ハルヤ様推しの東方ガチ勢 - 続きィィィィィ!!!! (2022年7月26日 0時) (レス) @page41 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
haruharuTH(プロフ) - 続きおめぐみくださあああああああああい (2022年2月22日 15時) (レス) @page41 id: 91bc07679a (このIDを非表示/違反報告)
失格人間(プロフ) - 終わっちゃったァァァ………( 。ω 。) (2021年5月17日 0時) (レス) id: 08165bdb86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白銀なるか x他1人 | 作成日時:2019年1月14日 18時

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