過去からの贈り物【妖怪ウォッチシャドウサイド】【ケータが来た。】 (ページ20)

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エンマ邸ページ20

ｹｰﾀ「で、例の事なんだけど」

ｶｲﾗ「分かっている」

俺はエンマ大王との話が済んだところで
カイラにコソッとまた耳打ちをした

例の事と言うのは
俺をここにしばらく泊めてくれないか

という単純な事だった

別にあのまま地下水道でオロチと一緒でも良いけど
それだと迷惑だろうし

なにより彼処には風呂がない

ｴﾝﾏ「え？何だよ俺も混ぜて」

ｶｲﾗ「エンマには関係無い」

ｴﾝﾏ「ひどっ！！」

俺との会話が気になったのかエンマ大王は
気配を消して俺達の間に割り込むが

それはカイラによって止められる

ｴﾝﾏ「ケータァ..」

ｶｲﾗ「私のトモダチにすがるな」

こんなエンマ大王で果たして妖魔界は
良いんだろうか？

俺は二人の会話を聞いて
そう思えずにいられなかった

てかエンマ大王..

ｹｰﾀ「身長高っ..」ﾎﾞｿｯ

ｴﾝﾏ「そーだろ！？」

俺の呟きはエンマ大王に聞こえていたみたいで
開き直ったように俺に近付いた

地獄耳も伊達じゃないね

流石は地獄の王というところだろう

こうしてカイラとエンマ大王を見ると
俺がチビってのがよく分かる

だから近付くのやめてもらいたい

俺が惨めに見える。

ｶｲﾗ「そういえば

妖怪探偵団の方は順調か？」

俺がムスッと顔をしかめると
カイラがそう俺に聞いた

その言葉でハッとする

ｹｰﾀ「そうだった！俺行ってくる！」

ｴﾝﾏ「たっく、

じゃあこれやるよ」

ピンと弾いて狙ったように俺の元にきたのは
エンマ大王のアークだった

渡した本人を見ると
ニッと笑って前にピースサインを出してる

変わってないなぁ

ｹｰﾀ「ありがとう！」

俺はそう言うと貰ったアークを握り締め
エンマ邸を後にした

ーーー

ｶｲﾗ「エンマも素直じゃないな」

ｴﾝﾏ「るせぇ。
カイラよりはマシだろ？」

ケータが居なくなると
二人は向き直り話始める

ｶｲﾗ「おい((「けど」」

エンマの言葉にムキになったカイラは
反論しようとするが

その言葉はエンマによって遮られた

ｴﾝﾏ「ケータとトモダチになって

ほんと良かったと思った」

ニッコリと笑うエンマの顔には
嘘偽りなかった

その顔が予想外だったカイラはしばらく無言になるが

フッとエンマの様に笑みを溢し
再び口を開く

ｶｲﾗ「同感だ」

ｴﾝﾏ「ところで今日、

人間界に((「大王が仕事放棄か？」ﾁｯ」