俺が見上げた空【佐野玲於】 (ページ9)

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破壊力ページ9

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A「さーのくんっ」

玲於「Aちゃん…って、わ…すっげー切ったね」

A「約束は守ろうね♪」

ほぼ黒のショートカット。

段もつけてるし、相当切ってるだろう。

え、待って待って…

亜嵐「え、A先生どうしたの！？」

A「え、変？」

亜嵐「いや、むしろいい…！！」

A「あは、ありがと」

亜嵐「失恋でもしたの？笑」

A「まさか！笑今時失恋しても髪切んないよ」

亜嵐「えー、超いいじゃん～！かわいい～」

A「ほんと？笑白濱くんは黒染めしようね～」

今まで注意されたことのない亜嵐の髪。

そもそも気づかれて無かったんだけど、

さすがAちゃん。

気づいたんだね。

亜嵐「地毛っす！」

A「私自分が色々やってるからわかるんだよねー」

亜嵐「まじすか…」

A「佐野くんも黒染めしてくれるもんねー」

亜嵐「え！？！？」

A「約束したもん」

玲於「…今日学校終わったら美容室行きます」

A「楽しみにしてる～」

地毛って嘘も相手にすらされず、黒かぁってしょんぼりしている亜嵐と、

そんな暗かったら大して印象変わんないよって説得するAちゃん。

Aちゃんのショートカットから目が離せない俺。

え、だってね？

超ヤバイ。

めっちゃタイプなの。

ばっさーとは全然違うんだけどさ、

かっこいい系の髪型を、かわいい系のAちゃんがすると色気が…

華奢なイヤリングが揺れてる。

ショートカットからちょっと見える耳とイヤリングってめっちゃ色気感じない？

メイク薄いのに安定の透明感だしさ。

そういうとこはちょっとばっさーに似てる。

亜嵐「昨日の先生モノトーンでおとなしめだったからキレイめファッションが好きなのかと思ってたら今日めっちゃストリート系じゃん」

A「私結構何でも着る！笑」

やばいって。

こんなかわいいならやらせなきゃよかった。

他の男に見られんじゃん…

というかさ、お洒落なのにさ、なんで靴はクロックスなわけ？

ちょっと残念なのになんかAちゃんだと許せる感じ。

玲於「…Aちゃん、今すぐ髪伸ばして」

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