俺が見上げた空【佐野玲於】 (ページ7)

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交換条件ページ7

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A「じゃあ逆にさ、佐野くんは黒髪の女の子嫌い？」

玲於「いや？」

A「でしょ？似合ってればいいじゃん？」

玲於「うん」

A「似合ってて校則にも合ってるんだから黒髪もよくない？」

んー…って考えてみる。

…ダメダメ。危ない危ない。

玲於「そんな黒髪がいいわけ？」

A「うん！笑」

そのとき思い付いたいい方法。

賭けだけど…

玲於「じゃあ交換条件」

A「え？笑わたしのまね？笑」

玲於「そう。Aちゃんのまね」

A「で、条件は？」

玲於「俺さぁ、ショートカットの女が好みなわけ」

A「え？笑」

玲於「言いたいことわかるよね？」

俺がAちゃんの言う通りの髪型にするんだから、

Aちゃんだって俺の言う通りの髪型にしないと平等じゃないでしょ？

って付け足す。

A「笑確かに。笑私にショートカットにしろと。笑」

玲於「したら黒染めしてきてあげる」

A「どんな感じのショートカットがいいの？笑」

玲於「ばっさー」

A「あれボブだから。笑ばっさー好きなの？」

玲於「超好き」

A「難しいなぁ。笑わかった、とりあえずショートカットにすればいーんでしょ？笑」

玲於「そうそう」

んー…って、あ、癖見つけた。

考えてるときってAちゃん足でステップ踏んでる。

小さくだけどね。

ダンスが特技って言ってたっけ？

A「わかった！切ってくる！切ったら黒くしてね？約束」

玲於「いいよ、やくそく」

A「じゃあ、はい」

小指を差し出してくるから、子供みたいじゃんって思いながらも自分の小指を絡める。

A「ゆびきーりげんまーん、嘘ついたーら針せんぼーんのーます！指切った！」

玲於「はいはい」

A「あ、ひどい。笑」

Aちゃんがショートにしたらどんなんだろうなぁ？

今の髪色だったら…マッシュとかかなぁ？

でも髪色変えるの好きそうだし染め直してくんのかなぁ？

だったらがっつり切ってもかわいいと思うし…

がっつり切るんだったら髪色暗めかな？

A「佐野くんの黒髪楽しみ～」

玲於「Aちゃんのショートカット楽しみ～」

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