帰り道について ページ4
＿何で！？何であの人に倒された筈なのにまだ私あの悪魔に追いかけられてるのォ!?ヤバい、もう追いつかれるゥ!!
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『んわぁああああっ!!…痛ったあ!?』?「痛ってェッ!!?」
私は飛び起きて目の前に居た男の子とぶつかってしまった。…どうやらさっきのは夢だったようだ。
痛むおでこを抑えながら前を見ると、さっき助けてくれた男の子だった。…さっき??
バッと窓から空を見上げると、気絶する前はまだ夕方だったのに、今の空は雲ひとつない晴天。どう考えても夜が明けている。
『…。』 ？「オーイ、アンタさっきから何してんの？」
男の子は私の顔の前で手をブンブン振っている。
そして私のお腹の上にはオレンジ色のワンちゃん？が乗っかって嬉しそうに尻尾を振っていた。
『あっ…ごめんね。…ここは何処？』
？「ここか？一応俺ん家。アンタがぶっ倒れてるから連れてきたんだよ。…食パンいる？」
『いや、良いかな…。』
ここはどうやら彼の家のようだ。…なんだか小屋みたいだけれど。それより、私の事ここまで運んでくれるなんて…。
優しい人なんだな。
でも、これで完全にもう道は分からなくなってしまった。
…今の私じゃ絶対に家には帰れない。絶対また襲われて今度こそ死ぬ。かと言ってスマホは圏外だし…。
＿もう、頼れるのはこの人しか居ない…!!
『…さっきはごめん！ぶつかって…あ、あと、改めて助けてくれてありがとう！…その、助けてくれたばっかで何度も悪いんですけど、も…＿ここからの帰り道って分かりますか?？！』
私は彼の目の前にユリの書いてくれた地図を見せた。もう一か八かだ。お願い、知っててくれ…!!
？「お〜？…あっ、この道…俺が仕事で良く通る道だわ。
案内してやるよ。今日は仕事休みだし。」
『ほっ本当!？じゃあお願いします！』
「ワンッ！！」 ？「お？ポチタも一緒に来るかァ？」
人は多ければ多いほど心強い。私は彼とポチタ？の二人と一匹で彼の家を後にした。
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レオレオコ - キル坊さん、教えてくれてありがとうございます。外せてますかね？ (2022年12月8日 19時) (
レス) id: 8e8d416846 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - オリ.フラ立ったまんまになってますよ〜！ (2022年12月8日 9時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオレオコ | 作成日時：2022年11月29日 18時
