#321 ページ22
.
わ「……………わたしね、……？」
顕「…」
わ「………やっぱり、怜央が好きなの」
顕「…………それは分かってる」
わ「……最低だと思うけど、……最近よく分かんない……」
顕「………え？」
わ「…………、怜央と話さなくなってからも、顕嵐が1番近くにいてくれて……、正直怜央のこと忘れてた時もあった………」
顕「…………」
わ「…………顕嵐のおかげだよ」
顕「………そ、」
わ「…っ、でも、怜央のこと学校で見る度、目で追いかけちゃうし話したい、ってずっと思うし……って、私の方がキモイよね………(笑)」
顕「…答えは、…………いいえ、ってこと？」
わ「……………、そうなる、、ごめんなさい」
Aは涙目のまま謝ってきた。
……………Aが謝る理由なんて、何一つないのに。
顕「…………わかった、…」
わ「………あっ、でも、これを機に話さなくなるなんて絶対嫌だから、これからも仲良くしていこう…？」
顕「………もちろん」
わ「………ワガママでごめんね」
顕「………その代わり、…俺ずっと好きでいるから」
わ「………へ…、」
顕「………………交換条件、ってやつ？」
わ「……なにそれ(笑)」
Aはクシャッと笑った。
…こんな時まで、胸が締め付けられて、好き、なんて思ってしまう。
わ「…………………帰ろっか」
顕「…なんか気まずい雰囲気なっちゃって、ごめん」
わ「ううん？(笑)全然大丈夫だよ」
顕「今日の夜…さ、空いてる？」
わ「…うん、空いてるけど」
顕「…………うち来ない？」
わ「…なに、急に積極的になっちゃって」
顕「…料理作ろうかと思ってるんだけど」
わ「好感度アップしたいの？」
顕「ちげえし(笑)…一人分作るより二人分作った方が効率良いし」
わ「…胃袋掴む作戦？それ女の子がやるや「だから違うから(笑)」
顕「来てくれない？」
わ「…しょうがないなあ…襲わないならいいよ」
顕「バーカ、しねえよ(笑)」
わ「…なら行く」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とみっちゃん(プロフ) - 初めからずっと読んでてキュンキュンがとまらなくて続きが気になります！更新応援してます！ (2021年5月17日 3時) (
レス) id: 3662e0c7dd (このIDを非表示/違反報告)
りょうか - 更新待ってます！南ちゃんみたいな子が出てくる話大好きです。頑張ってください (2020年1月12日 13時) (レス) id: b5becbd2a0 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 1からずっと読ませていただいてます^_^ とっても面白いです！これからも更新待ってます！☆ (2019年1月8日 23時) (レス) id: 38303eefcc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すもも | 作成日時：2018年12月16日 20時
