傷の治療 ページ4
さて、無駄にでかい家に戻ってきた。
来る時かなりその猫は暴れまくり、顔とか腕とか引っかき傷だらけだ。痛え((
いきなり風呂はストレスになりかねねぇし、まずは薬飲ませるか。
…どっかに猫用の駆除薬あった気がすんな…
｢ちょっと薬探してくるから、大人しくしてろよ？｣
鳴きもせず、こちらを見る事もしない。
さっきとは180度違うな。諦めたみてーな顔してやがる。
まあいいや…
〜数分後〜
｢お、あった｣
姉さんが生きてた頃は、よく野良猫や犬、果てには蛇まで拾ってきたから、その分薬とか餌とか色々持っていた。
リビングに戻ると、黒猫は相変わらずの仏頂面だ。
｢ほら、薬あったから飲め｣
｢…ニャ｣ｺﾞｸｯ
お、飲んだ。
この手の薬は嫌がる奴が多いんだが、大人しく飲んでくれたな。
さて、次は飯だ。多分キャットフードは食えないだろえから、猫缶持ってきた。
さらに缶を開け、猫の前に出す。
｢食えたらでいいから食え｣
意外にもがっついている…((
｢それ食ったら治療だかんな｣
そう言って頭を撫でた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
治療も終わり、もうすっかり夕方だ。
(そんな時間経ってたか…)
猫を見る。
傷の治療も終わり、歩けるようにも走れるようにもなっていた。
(そろそろ帰すか…)
｢おいにゃんころ、外行くぞ｣
｢…ニャ？｣
｢お前は外でのびのび生きるのがいい。俺みたいなのといるよりもな｣
猫を抱え、出会った場所まで行った。
そこで猫を降ろし、背を向けた。
｢じゃあなにゃんころ、また変なガキに捕まんじゃねーぞ｣
それだけ言って立ち去った。
…まさかこいつが、こんな形で恩返しとやらに来るとは、当時の俺は思ってもいなかったのである。
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
