記憶がねぇ… ページ29
…そういえば。
俺、ハルヤの家で何してたんだっけか…？
ハルヤの家に行って、洞潔に会って…そっから全く記憶がねぇな…
妖｢…ですから、ちゃんと門限までには帰ってきてください！って、聞いてはります！？｣
｢んー…｣
妖｢聞いてませんね？！｣
｢ごめんって…｣
妖｢はぁ…ところで、何処行ってたんです？｣
｢…ハルヤの家｣
そう言った瞬間、妖斗の顔色がすっと変わった。
妖｢…何もされてませんか？｣
｢んー…それがな…ハルヤの家に行ったあとの記憶がねぇんだよなぁ…｣
妖｢そうですかぁ…ならいいんですけどねぇ？｣
｢んだよ、それ…ふぁあ…｣
妖｢ありゃ、眠いんですか？｣
｢さっきから以上に眠い…｣
妖｢今日はもう寝てくださいな。休むことも大事ですよ｣
｢んー…｣
おぼつかない足取りで自分の部屋に向かう。
…なんでこんな…眠いんだ…
何とか部屋まで歩き、ベットに倒れ込む。
余程疲れていたんだろうか…直ぐに意識を手放してしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｢…ここは｣
夢の中なのか知らねぇが、俺は真っ白な空間に座り込んでいた。
俺の目線の先には…
｢…姉さん？｣
死んだはずの姉が、こっちを見てにっこり笑っている。
そのまま髪を翻し、先へ先へと行ってしまう。
｢っ！待って、姉さん！｣
どれだけ走ろうとも、追いつくことは無い。
｢っあ、待って…待ってよ、姉、さん…｣
だんだんと息が上がり、足元がおぼつかない。
もう少し、もう少し…
？｢行くな｣
不意に誰かに手を掴まれる。
？｢そっちに行くな、行ったら戻れねぇぞ｣
｢うるせぇ、俺はっ…！？｣
そこに居たのは。
｢俺｣だった。
｢＿＿＿＿ッ！？｣ｶﾞﾊﾞｯ
息が荒い、汗がすごい。
気持ち悪ぃ…
いや、それよりも…
｢…何で、俺が…｣
？｢お、やっと起きたか。お目覚めはあまり良くねぇ様だな｣
｢ﾊﾞｯ誰だ！？｣
？｢あ、初めましてか？いやでも、さっき会ったよな？｣
右寄りに生える三本の角。
パーカーに和を練り込んだような着物に、ふくらはぎ程まであるズボン。
後ろで結ばれた赤と黒の組紐。
…そして、桜のピン。
｢お、前は…｣
？｢まあ大体確信はついたと思うが…｣
？｢俺は｢お前｣だ｣
…こんな事、本当にあんのかよ…
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
