後日 ページ18
Aside
ト｢A、おはよう｣
聞き慣れた声が背後から聞こえ、振り返る。
｢んあ…？おはよ…｣
欠伸混じりに挨拶すると、何故か笑われた。
嘲笑じゃなくて、なんか愛しいものを見る目だった気がする。
ト｢…可愛いね｣ﾎﾞｿｯ
｢あ？…何だよ？｣
ト｢なんでもないよ｣
なんて言ったんだ…
ト｢あ、そうだ。アキノリが今日Aの所に集まるって言ってたよ｣
｢はーん…早速か…｣
ト｢なんかまた新しい事件なんだってさ｣
｢分かった、メリィと妖斗に伝えとく｣
そうこう話していると、もう既に校門前だった。
校舎内に入り、靴を履き変える。
｢それじゃ、また後でな｣
ト｢うん、またね｣
自分の教室へ向かい、ガラガラと扉を開ける。
学校にも程々慣れたものだ。
主にナツメ達のおかげだが。
ハ｢おはよう、A｣
ニコリと笑みを見せながら挨拶してくるハルヤ。
｢ああ、おはよう｣
ナ｢A！おはよう！｣
｢うおっ…おはよ、ナツメ｣
いきなり出てきたナツメに驚きつつ、席に座る。
…なんか視線が気になるな…
チラリと横目でハルヤを見ると、その空色の瞳と目が合う。
目が合った瞬間、ハルヤは今までに見せたことの無い、満面の笑みをこちらに向けた。
｢…なんだよ？｣
ハ｢んー？いや、可愛いなってね｣
｢俺が可愛いとか目ぇ腐ってんのか？｣
ハ｢思った事を述べてるだけだよ？｣
そのままずいっと顔を近づけたハルヤ。
先程よりも強く熱を帯びた青い目をこちらに向ける。
いきなりすぎて固まっていると、ガラガラと扉の開く音が聞こえた。
島｢…HRを始めます｣
ハルヤは｢…もうちょっとだったのに｣とつまらなさそうに戻っていった。
…心無しか、島之内先生がハルヤを睨んでいるように感じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハルヤside
ふふ、A…可愛いなァ…
思わず顔を近づけちゃったよ。
まあ途中で洞潔に邪魔されちゃったけどね…
…それ以前に、Aが動揺しないのがすごいけど。
…というか。
ハ｢いつまで見てんの？そろそろ叩き潰すよ？｣
夜｢うちの弟に色目使う様なクソ鬼には言われたくないなぁ｣
…そう。こいつのことを言っている。
Aの死んだ姉だ。
死後、妖怪となりAに憑いている。
こいつがいるせいで、ろくにAと話すことさえ出来ない。
ハ｢さっさと成仏でも何でもしてAから離れて欲しいんだけど？｣
そう言うと、夜見は笑いながらこう言った。
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
