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「きゃあッ！！」
短く甲高い悲鳴をあげて倒れると、何かにのしかかられた。生温かい何かがモゾモゾと私の上で動く。ひ、と引き攣った声が出て、思わず悲鳴をあげそうになったとき、叫ばないで！と伸びてきた手に口を塞がれた。
「叫んだらあの子が帰ってきてしまう。あなたに危害を加えるつもりはないから、大人しく話を聞いてちょうだい」
え、誰……？
びっくりして、瞼をあけると女の子がいた。
私と同い年ぐらいの……凛とした顔立ちの子だ。ピアノの発表会な着るような黒いドレスを纏う彼女は、ワナビークインビーの姫と全くおなじ格好をしている。
こ、コスプレ？にしては、とても再現度が高いのだけど……と呆然とした私に、彼女はとんでもない事を言い放つ。
「私は姫。あのゲームの中からきたの」
「え？」
思わず目を瞬かせると、彼女は瞼を伏せた。
「信じられないと思うけど……私、あなたに助けて欲しくてきたの。時間が無いからきちんと説明できないけど、とりあえず着いてきて。理由はあとで話すから」
「いや、ちょ、ヤダヤダ！！」
姫が私の腕を引っ張ってスマホの中へ引き込もうとするので、思わず振り払った。いきなり何！？ 私は一体どこに連れていかれるんだ。
「っ、もう早くして！時間がないのよ、早くしないとあの子が帰ってきてしまう！」
「どこに連れてくつもりなの！？」
「私の世界！」
「へっ！？」
まさか……、ゲームの世界！？
びっくりして揉み合う手の力が抜けた瞬間、グイッとまた腕を引っ掴まれ、固め技をかけられた。うっ……ちょ、この子なに？力強過ぎるんだけど！
「ごめんね。私の世界には貴女しか入れないから、あの子に見られるわけにはいかないのよ」
押さえつけられて、ひゅーひゅーと喉が鳴った。姫が、アヅミのスマホに手をかざす。あ、やばい。
途端に眩い光が溢れ出したかと思ったら、黒のドレスがその中へと融けていくのとほぼ同時に私の体も吸い込まれ、すーっと気の遠くなる感覚に襲われた。
遠くで水の流れる音がする。アヅミ、と呼ぼうとしたけれど、声が出ない。
真っ暗な世界へ、飲み込まれてゆく__________ ……… …
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ゆん(プロフ) - sakatakanaさん» すみません、非公開にしてました……😖💦 今一部公開しましたので、よろしければどうぞ🥺💕 (2月2日 19時) (
レス) id: 247385b72e (このIDを非表示/違反報告)
sakatakana(プロフ) - パスワードはどこかに書いてありますか？教えていただけるとありがたいです！ (10月30日 19時) (レス) id: d5f34ff961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん@クイポイのリンクが欲しい人は一報ください(プロフ) - ういさん» ういさんこんにちは！返信が遅くなってしまいすみません💦続編は準備中なのでまだ公開していません。一章を切りがいいところまで書いたら投稿しようと考えているので、もうしばらくお待ちを☺️いつも読んでくださりありがとうございます！！ (2022年5月1日 8時) (レス) id: dd87fda9ce (このIDを非表示/違反報告)
うい - コメント失礼いたします。以前より連載を応援していたのですが、まさかのフラグ作品になっていて個人的には凄く嬉しかったです！質問なのですが再度お知らせというタイトルの話の中で続編のリンクを…とか書かれていらっしゃいましたが既に続編が出ているのでしょうか？ (2022年4月21日 7時) (レス) @page38 id: 9b5f66919f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 碧さん» はじめまして碧さん！グリムラルカから読んでくださっているんですねめっちゃ嬉しい……ありがとうございます😭❤グリムラルカに引き続き本作もフラグ沢山、背景たっぷり夢主自由奔放の世界線にするのでまた楽しんで頂けると嬉しいです！！ (2022年4月16日 11時) (レス) id: dd87fda9ce (このIDを非表示/違反報告)
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