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「高飛車の仕事は、敵組織のデータサーバーをハッキングして撹乱することなんです。敵の内部の伝達を阻止したり、ビル自体のセキュリティを破ってメルトダウンさせたり……簡単に言えば、嫌がらせ的な感じですかね｣
「せっかくだし見てみます？」
薄めのノートパソコンを出しながら、高飛車さんは言った。
「ちょうど今お料理中の敵さんがいるんですよ、まぁ、そんなに大きくないトコだから遊びがいがないとは思うんだけど、見る分には楽しいかも？」
高飛車さんがキーボードに指を走らせると、ぱっと画面に数字の羅列のようなものが出た。
「うぇっ、長っ！！」
「これが敵組織のセキュリティコードですね……敵のデータサーバーに入るには、この暗号を解かないといけません」
「暗号！これ全部暗号なの！？」
「はい。一応数式になっています」
ええぇ、全くそうは見えないんですが……！
数字嫌いの本能が身震いしたとき、隣の高飛車さんが、「はぁ？」と呆れたような声を出した。
「なにこれ暗号ガバガバ。データ守る気あんのかな……」
「え？」
「紙とペン貸して」
ビリッと手帳を破ったアヅミが、彼女に渡すと途端に高飛車さんは、物凄いスピードで白い紙に文字をかき始めた。
5706542156350842800+FTD12578648ADG1678931357=aame1257866558657085784……etc
思わず目を丸くしてしまったが、高飛車さんの手は、止まらない。画面のものと似たような数字を書き写しては、ぶつぶつと、呪文のようなものを唱えながら、計算を続けている。今、計算してるんだ……
「iO、NM、は、K、あ」
数秒後、ピタリと手が止まった。
「みーつけた♡」
あはっ、なんて、急に笑みを浮かべて、高飛車さんの指が、エンターキーに伸びる。
「『You can't guess.』だって。随分と舐めた暗号してくれてるね」
「え……」
「はい突破〜」
画面が、切り替わってしまった。
「ええぇ！？」
あんぐりと口を開けてしまう。
「今の解けたの！？」
「そうでーす！どーおすごいでしょ〜？でもね、面白いのはこれからなのよ？」
「へ……」
高飛車さんが満面の笑みを浮かべると、アヅミは若干頬を引き攣らせて画面から目を逸らした。「狂ってる」と口パクをして。
「姫さま見てみて〜！！」
呼ばれて画面を見るといくつかのページをドラッグしたそこに、なにやら欠けた円のようなものが描かれている。な、なんだこれ、
(なんか、ゲームのキャラクターみたいな……)
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ゆん(プロフ) - sakatakanaさん» すみません、非公開にしてました……😖💦 今一部公開しましたので、よろしければどうぞ🥺💕 (2月2日 19時) (
レス) id: 247385b72e (このIDを非表示/違反報告)
sakatakana(プロフ) - パスワードはどこかに書いてありますか？教えていただけるとありがたいです！ (10月30日 19時) (レス) id: d5f34ff961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん@クイポイのリンクが欲しい人は一報ください(プロフ) - ういさん» ういさんこんにちは！返信が遅くなってしまいすみません💦続編は準備中なのでまだ公開していません。一章を切りがいいところまで書いたら投稿しようと考えているので、もうしばらくお待ちを☺️いつも読んでくださりありがとうございます！！ (2022年5月1日 8時) (レス) id: dd87fda9ce (このIDを非表示/違反報告)
うい - コメント失礼いたします。以前より連載を応援していたのですが、まさかのフラグ作品になっていて個人的には凄く嬉しかったです！質問なのですが再度お知らせというタイトルの話の中で続編のリンクを…とか書かれていらっしゃいましたが既に続編が出ているのでしょうか？ (2022年4月21日 7時) (レス) @page38 id: 9b5f66919f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 碧さん» はじめまして碧さん！グリムラルカから読んでくださっているんですねめっちゃ嬉しい……ありがとうございます😭❤グリムラルカに引き続き本作もフラグ沢山、背景たっぷり夢主自由奔放の世界線にするのでまた楽しんで頂けると嬉しいです！！ (2022年4月16日 11時) (レス) id: dd87fda9ce (このIDを非表示/違反報告)
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