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なんかいい匂いするし、胸板厚いし……ちょっと恥ずかしい。
「あ……あの、志麻さん、離していただけませんか……」
恐る恐る頼んでみたら、不服そうな顔をされた。
「じゃあ俺にちゅーして」
何故！？
もちろん
そっそんなのできるわけ……！！
(てかもう、さっきの坂田さんもだったけどここの人達まじで距離感バグりすぎ！)
なんでよ！！乙女ゲームだから！？
とにかく、一刻も早く解放されたくて志麻さんの手を剥がそうとしたら、逆に捕まって、彼の手に包み込まれて逃げられなくなってしまった。
あたふたしている間にも、また志麻さんが耳に、ふぅっ……なんて悪戯を仕掛けてくるから堪らない。
ああぁ、も、やだ、耳おかしくなりそう……
(だ、だれか助けて……！)
そう、ギュッと目を瞑ったとき、
「こら志麻くん、あんま揶揄ったらあかんよ」
再びまた、誰かに腕を引かれた。
ひょいっと志麻さんの腕から抜け、引き寄せられた先は、さらりと揺れた金の絹と蜂蜜色の瞳。
婿候補の最後の一人、センラさんだ。
「あーーッ何してくれんねん！センラ！」
「まーしぃデジャヴじゃん」
「黙れ坂田」
「あのねぇ！アンタら出会って早々パーソナルスペースがおかしいんですよ。もーちょっとこう、好き勝手やられてるAの身にもなったらどうなんですか？」
そんな風に彼らを叱責して、センラさんは私の方に向き直った。
「びっくりさせてごめんね。大丈夫ですか？」
「あ、はい……」
「みんなにAに会うの楽しみにしとったから、許したってな」
そう言って、にこやかに笑いかけてくれるあたり、この人は、さっきの二人よりはマトモに話せそうなタイプだ。
「久しぶりの再会でしたからね」
少し頬を緩ませると、センラさんも嬉しそうに頷いた。
「しっかし、暫く会わんうちに大人っぽくなったなぁ。前より雰囲気は変わっとるやろうなぁとは思っとったけど、まさかここまでとはねぇ」
「そ、そんなにですか？」
「うん。前はこんなに大人しくもなかったし、そやな、もーちょい坂田みたいにハッチャケてた覚えがあるんやけど……」
「ハーイハイ。センラもはよ終わりにしてやー」
センラさんが覗き込んでこようとしたとき止めの手が入ったので2人してそちらを見ると、志麻さんがニヤニヤとこちらを見ていた。
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ゆん(プロフ) - sakatakanaさん» すみません、非公開にしてました……😖💦 今一部公開しましたので、よろしければどうぞ🥺💕 (2月2日 19時) (
レス) id: 247385b72e (このIDを非表示/違反報告)
sakatakana(プロフ) - パスワードはどこかに書いてありますか？教えていただけるとありがたいです！ (10月30日 19時) (レス) id: d5f34ff961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん@クイポイのリンクが欲しい人は一報ください(プロフ) - ういさん» ういさんこんにちは！返信が遅くなってしまいすみません💦続編は準備中なのでまだ公開していません。一章を切りがいいところまで書いたら投稿しようと考えているので、もうしばらくお待ちを☺️いつも読んでくださりありがとうございます！！ (2022年5月1日 8時) (レス) id: dd87fda9ce (このIDを非表示/違反報告)
うい - コメント失礼いたします。以前より連載を応援していたのですが、まさかのフラグ作品になっていて個人的には凄く嬉しかったです！質問なのですが再度お知らせというタイトルの話の中で続編のリンクを…とか書かれていらっしゃいましたが既に続編が出ているのでしょうか？ (2022年4月21日 7時) (レス) @page38 id: 9b5f66919f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 碧さん» はじめまして碧さん！グリムラルカから読んでくださっているんですねめっちゃ嬉しい……ありがとうございます😭❤グリムラルカに引き続き本作もフラグ沢山、背景たっぷり夢主自由奔放の世界線にするのでまた楽しんで頂けると嬉しいです！！ (2022年4月16日 11時) (レス) id: dd87fda9ce (このIDを非表示/違反報告)
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