4人で ページ32
ごしごしと涙を拭き取ると、
3人が少しとまどったように
どうしたのかと尋ねてきた
「お母さんの事を思い出しちゃった…………。」
と笑って見せた
「お母さんもクリスマス、大好きで、
クリスマスになると、飾り付けのために
買い物によく行ってた。」
そう……あの最後の日にも
お父さんがいなくて、私には
お母さんしかいなかったあの時、
まさか、また、こんなに幸せなクリスマスを
むかえられるなんて、思ってもいなかった
「さぁ、何をしようか?」
私が3人に問いかけると、
マットがにこにこと答えた
「パーティーに決まってるだろ?」
「僕たちだけのな。」
メロも笑う
「当たり前です。
4人だけのクリスマスですから。」
ニアがさっと、何かを出した
箱に4本、
割り箸で作られたクジが入っている…?
もしかして…
ニヤリと笑うと、彼らは私に箱を差し出した。
「あたった人が遊びを決められます。」
その夜____
「ふべっ!」
私は間抜けな声をだして、
並んだ布団に倒れ込んだ
足が棒みたいだ
ニアも息を切らして、座り込む
対してメロとマットは
余裕そうな顔でわははと笑っていた
「なんでもありだからって、
2対2のサッカーとか
外遊びはないでしょ?!」
クジで初めにニアが当たりをひき、
パズルをした
まぁ、これもかなり頭をつかって疲れた
その次にメロがひいて、
外でサッカーをしたいと言い出したのだ
てっきり、室内限定だと思ってたから、
かなり驚いた
サッカーをするのは良いものの、
まさかのメロ&マット対私&ニアなのだ
もちろん、結果は前者の圧勝
あのコンビに勝てというのは、
無理な話なのだと改めて知った
メロはニアに勝ててうれしそうだったけど
「で、次は?」
メロも布団に倒れ込んで、私を見た
「ん?」
聞き返すと、当たり前だろと言われた
「次の遊びをAが決めるんだよ。」
マットも布団にうつ伏せになり、
私を見つめた
どうしようかな……?
考えていると、ふと
目に枕が飛び込んできた
枕……ね?
私は決めた!と言い、
すばやく立つと、あっけにとられるメロに、
枕を投げつけた
「寝る時間まで枕投げ!!」
「不意打ちはナシだろ!?」
メロの顔に見事にヒットし、
彼はうめいた
マットは、はっはははは!!!と
楽しそうに枕をニアに投げつける
「どうして、運動系にするんですかね?」
と、ニアも私に枕を投げつける
部屋の中は私達の笑い声で溢れかえっていた
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リお(プロフ) - ユンさん» 私もテストです!頑張ってください! (2019年6月19日 19時) (レス) id: 2bc0f3695a (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 依音さん» お優しい言葉ありがとうございます!おかげで心元気度(?)がMaxです! (私たまに変な言葉を使います笑) 最後まで完結できるように頑張るので よろしければ、これからも読んでいただけたら幸いです! (2019年6月12日 23時) (レス) id: 6c2bf9b248 (このIDを非表示/違反報告)
依音(プロフ) - 面白いです!無理せず更新頑張ってください〜 (2019年6月12日 4時) (レス) id: 109cc18de9 (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - あっきーさん» わわわわわ!!!ほんとにコメをもらってしまった!!!!ありがとう!あっきーさん!!また、コメするね!!!(≧∇≦) (2019年6月10日 18時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 中村千尋さん» ありがとうございます!少し更新が遅れることもあると思いますが、全力をつくします!!!(燃え尽きないくらいで笑)これからもよろしくお願いします! (2019年6月10日 18時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
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