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私はコイツらの故郷とやらに着いて行くことを決めた。
それでAがしたことが許される__
クリスタを救ってくれる__
そう、コイツらが言ったからだ。
二人が助かるなら私は何でもする。
だがそんな時だ……
平地の向こうから緑色の信煙弾が見えたのは。
そのせいで巨人が動ける時間なのに予定を変更し前に進むと言い出した。
私は後ろを振り返り、信煙弾を見つめた。
まさか……あいつ…
「いや、いる。ライナー！ Aだ！ Aがすぐそこまで来てる！」
「あぁ？」
「連れ去るなら今だ！」
「何故分かる！ 見えた訳じゃねぇんだろ！」
「彼奴は…馬鹿でドを越えたお人好しだ！ 私を助けに来るんだよあいつは！！」
「もしそうだとしても…今は無理だ！！ 別の機会にする！」
「はぁあ？」
「今は成功する確率が低いだろ。どうやってあの中からAを連れ去るんだ。機会を待て！！」
「…機会を待つだと？ それは私がお前等の戦士に喰われた後か？…駄目だ！ 信用出来ない！！」
「信じろ！ Aは本当に俺等にも必要なんだ！」
「じゃあ今やれよ！ 今それを証明してみせろ！ 私は…今じゃなきゃ嫌だ！！ 今は彼奴に会いたい…このままじゃ…二度と彼奴に……会えないんだろ？」
すると今まで黙ってたベルトルさんが口を開いた。
私は視線を下にやる。
その声は、落ち着いて聞こえたが焦ったようにも聞こえた。
「無理だ………すまないユミル。今は僕らだけでも逃げ切れるかどうか分からない状況なんだ」
「約束する！ Aだけは、この争いから救いだすぞ！ 俺達が必ず！ だから今は耐えてくれ！！ それがAのためなんだ！分かってくれ、ユミル！！」
「本当に…Aのため……なんだな？」
「あぁ！」
「分かった…」
「ありがとう…」
まただよA…。
ここまで来て……また私は…自分に嘘をつかなきゃならねぇのか…。
ただ…最期にもう一度だけ……自分に正直にならせてくれ…。
悪いな…。
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Sally - すごく良かったです。欲を言えば戦士隊たちとの絡みがもっと見たかった…！また進撃の巨人の作品を作って下さることを祈っています。 (2020年8月22日 0時) (
レス) id: 030d632589 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - エルウィンになってますけど、正しくはエルヴィンですよ (2020年5月9日 16時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
くー - とっても面白いです！まだ続編ってありますか？あったら、更新楽しみにしています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 940be2f03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンク | 作成日時：2018年10月7日 13時
