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前にピークに聞いた事がある。
何故私達の前の戦士は敗北したのか。
何故私が戦鎚を宿していたのか。
何て答えてたっけ？ たしか……
『それは…パラディ島に行った戦鎚がマーレに逆らったから。パラディ島の味方をした裏切り者に戦士はやられてしまった。皆がお互いに考えていることが解っていたから』
『そしてマーレに帰った戦士達は巨人を剥奪された。だけど最期まで戦鎚はマーレに従わなかった。マーレよりパラディ島に多いエルディア人の中で、自分を引き継いでくれる人に全てを賭けたの』
『そしてたまたま私が戦鎚を引き継いで産まれた。そう？』
『うん、そうだよ』
「あぁ、それと私達戦士が戦える任期は13年。これは初祖ユミルが巨人を宿して死ぬまでの期間だと言われています」
あれ？ 私は産まれつき戦鎚を宿していた。
任期は13年なのに私はもう15になる。
どういうこと？
まぁ、今考えてもしょうがないか…。
「知性を持った巨人は９ついます。この巨人は初祖ユミルの死後、魂が９つに分離したとされています」
「じゃあ “ 初祖 ” “ 進撃 ” “ 鎧 ” “ 超大型 ” “ 女型 ” “ 戦鎚 ” 分かってるのはこれだけだね！ 他は何がいるの！？」
「それは言えません。条件ですから」
そう行った後、「だよね〜」とアハハと言ったハンジさん。
するとさっきまで興奮してたのに、急に静かになって真剣な顔をしている。
「君は全て話してくれた。だから私達もAを信じて話すよ。実はアニはもう捕獲してある…」
「え……会わせて下さい」
私の前には硬化したアニが眠っている。
そこまでしてマーレの情報を護ったんだね……
それなのに私は……
私がマーレを裏切ったからと言って、前からのこのモヤがかかった気持ちが変わることは無い。
私の頬を静かに、水が伝った。
アニの結晶体を優しく撫でる。
「ごめん、なさい………」
私は必ずアニを助けることを誓った。
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Sally - すごく良かったです。欲を言えば戦士隊たちとの絡みがもっと見たかった…！また進撃の巨人の作品を作って下さることを祈っています。 (2020年8月22日 0時) (
レス) id: 030d632589 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - エルウィンになってますけど、正しくはエルヴィンですよ (2020年5月9日 16時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
くー - とっても面白いです！まだ続編ってありますか？あったら、更新楽しみにしています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 940be2f03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンク | 作成日時：2018年10月7日 13時
