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「じゃあここから出して下さい。情報を教えるのは仲間となってからのはず」
だがすぐに否定されてしまった。
仲間と思う程心を開いてはいないようだ。
「テメェがちゃんと裏切らねぇか判断出来ねぇからな」
「いや、リヴァイ。彼女を正式に調査兵団に入団させる。」
「裏切らねぇ、確信でもあるのか？」
「いや、それに関しちゃゼロのままだ。だが私は彼女が我々の最大の武器になってくれることに賭ける」
「ﾁｯ…お前の判断に従おう、エルヴィン。俺の班で面倒見る。まぁ、班と言ってもコイツを入れて3人だがな…」
そう言うとハンジさんが牢の鍵を開け、手錠を外してくれた。
キツくて赤くなった手首からはｼｭｳｳ〜と軽く蒸気が発生していた。
それを皆が睨むように見ていた。
………否、ハンジさんは違ったかな…
前に女型捕獲作戦を話していた部屋に来て、自分の巨人について話すように命令された。
自分の目の前にある紅茶が入ったカップを両手で包んで、目を伏せると口を開いた。
「私は２つの巨人を宿しています。“ 初祖の巨人 ”と“ 戦鎚の巨人 ”です。私の巨人体は戦鎚の姿ですが、能力は両方つかえます」
「初祖の巨人は記憶改斬と全ての巨人を操る力。戦鎚は硬化の能力で武器を造り出せます」
「お前のうなじを削いでも死ななかったのは何故だ」
「それは私自身。つまり本体がうなじではなく、地面に埋まっているからです。地面に埋まる本体は硬化で固められているので、ある巨人以外には砕かれません」
「この最強の巨人を宿した私はマーレの切り札と言われていました」
私は眉を下げ、クシャッと苦笑を3人に浮かべた。
私は敢えて仲間のことは喋らなかった。
それが私の仲間になる条件でもあるからだ。
私はマーレに帰って、罪を問われるかもしれないし、これからどうなるかは分からないがアニやライナー、ベルトルト、ジークとピーク、そしてポッコは何事もなく、任期を過ごして欲しいのだ。
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Sally - すごく良かったです。欲を言えば戦士隊たちとの絡みがもっと見たかった…！また進撃の巨人の作品を作って下さることを祈っています。 (2020年8月22日 0時) (
レス) id: 030d632589 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - エルウィンになってますけど、正しくはエルヴィンですよ (2020年5月9日 16時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
くー - とっても面白いです！まだ続編ってありますか？あったら、更新楽しみにしています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 940be2f03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンク | 作成日時：2018年10月7日 13時
