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Aちゃんとエレン君の遊び相手になっていると元気に走り回るAちゃんが転けてしまった。
お兄さんのエレンはいち速くAちゃんに近づいていた。
私達も心配して近くに行くと、その光景に見入ってしまった。
「痛い…」と半泣き状態のAちゃんの怪我をした部分から蒸気が立っていた。
これは巨人特有のこと。
明らかに私達が険しい顔をしていたからか、兄のエレンは眉を吊り上げ怒った声で言った。
「お前等もAのこと化物扱いするのか！？」
その言葉から、ずっと人と違う事を悩んでいたのが分かった。
私はAちゃんの前にしゃがみこみ、ロングスカートの裾を引き裂いて怪我部分に優しく巻いた。
こんなことしなくても、さっきの軽い怪我だったらすぐに治るとは思うけど…。
「大丈夫。貴方は化物なんかじゃない。私達も……一緒だから」
私が立ち上がると、さっきの事が嘘のように二人は再び元気に遊び始めた。
それとは対象に私とジークは険しい顔をしていた。
「ピークちゃん…」
「うん。予定より早く見つかったね… “始祖の巨人” 」
「あんな小さい子供が…」
「小さいと言ってもアニ達ぐらいだろ？」
「…そうだな。どうする？」
「進撃は一旦諦めて始祖を優先しよう」
「祖の通りだよピークちゃん。始祖が奪還出来れば何でもできる」
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私達は木陰に入り、涼みながら座っていた。
辺りはオレンジ色に染まっている。
Aちゃんは疲れて眠ってしまったみたいだ。
「エレン君？ 私達帰るから、お父さんとお母さん呼んでもらえる？」
「Aは？」
「エレン君じゃ無理だと思うからお父さん呼んでおんぶしてもらおうか。私達が見ててあげるから」
「分かった！」
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Sally - すごく良かったです。欲を言えば戦士隊たちとの絡みがもっと見たかった…！また進撃の巨人の作品を作って下さることを祈っています。 (2020年8月22日 0時) (
レス) id: 030d632589 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - エルウィンになってますけど、正しくはエルヴィンですよ (2020年5月9日 16時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
くー - とっても面白いです！まだ続編ってありますか？あったら、更新楽しみにしています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 940be2f03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンク | 作成日時：2018年10月7日 13時
