《78》 ページ30
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リーン、ゴーン……‥·──
リーン、ゴーン……‥·──
澄んだ青空の下、鐘の音が大きく響く。
宮近「もー、A泣き過ぎ!」
せっかくの可愛い顔が台無し、なんて笑いながら失礼な事を言う海斗くん。
無言で軽く肩を叩いたら、わざとらしく痛がるから無視した。
中村「おーい、こんな時に痴話喧嘩すんなよなー」
隣で見てたうみくんが仲裁に入る。
『ちがっ…、だって海斗くんが酷いんだよ!?』
中村「はいはい、いつもの事な笑
…何ならAちゃん、今からでも俺にしとく?笑」
宮近「ストーーップ!Aは俺の彼女だから!」
中村「もー、冗談じゃん、そんなムキになんなって笑」
宮近「お前のは冗談で済まねーんだよ、」
松倉「おい!お前らこの場で俺らより目立つんじゃねーよ!」
いつの間にかチャペルから出てきた松倉くんと、真っ白なドレスがとても似合う美咲。
美咲「相変わらずだよね、ほんと笑」
今日は松倉くんと美咲の結婚式。
牧師さんの前での噛み噛みな誓いの言葉を聞いてしまい、
少し笑いを堪えるのが大変だった。
今回ばかりはうみくんも頑張ってた。
…隣の私には聞こえてたけどね。
美咲「この後ブーケトスあるから!…Aしっかりね!」
私にだけ聞こえる様に呟き、美咲は建物へと入って行った。
そんな事言われても…そういうの苦手なんだよなぁ…
数メートル上の階から美咲と松倉くんが顔を覗かせ、
司会の人のアナウンスでバルコニーの下に人が集まる。
私は人だかりの少し後ろ側に立ち、その時を待った。
『…あれ、うみくんも参加?』
中村「なーに、俺が参加しちゃダメなの?」
『いや、そういうわけじゃないけど…』
ちょっと意外だっただけで、特に深い意味は無い。
海斗くんは少し遠くで離れて見てる。
美咲「……いっくよーーー!」
雲一つ無い真っ青な背景に、真っ白なブーケが空高く舞った。
………ポスッ。
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長らくの更新停滞申し訳ありませんでした。
残り数話で完結となります。
出来れば今日中、もしくは数日中には更新させて頂きます。
最後までよろしくお願い致します!
れおな
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れおな(プロフ) - 宮近くん大好きさん» 数ある作品の中からこの作品に出会って頂きありがとうございます!リクエストもありがとうございます!連載中の作品もある為少しお時間を頂く様になるのですが、リクエストにお応えしたいので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (3月7日 3時) (レス) id: 23908185a8 (このIDを非表示/違反報告)
宮近くん大好き - 初めまして。宮近くんの小説を捜してたら辿り着きました。番外編のリクエストです。妊娠疑惑のお話と妊娠&出産のお話をお願いします (3月5日 19時) (レス) @page36 id: a964eda7da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れおな | 作成日時:2021年1月24日 11時