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《54》 ページ6

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私が言葉を言い終えると、


再び視界が真っ暗になった。





覚えのあるほのかに甘い爽やかな匂いに包まれる。








涼介くんに抱き締められてる、と。



今度はすぐに理解する事が出来た。







徐々に体温が上昇していくのと、

五月蝿い程に心臓が音を立てているのがよくわかる。



嬉しいけど恥ずかしい、何とも言えない感情。








涼介くんに気付かれたくなくて咄嗟に離れようとした。









.









しかし、


山田「……もうちょっとだけ、このままがいい。」




耳元で響いたその一言と、
私同様にドキドキととても速い涼介くんの鼓動。





不思議と先程までの恥ずかしさは消え、

私も、もう少しこのままがいい……なんて。



涼介くんと同じ気持ちを共有していたくて。






少し遠慮気味に涼介くんの背中に腕を回した。




それと同時に、より強く涼介くんに抱き締められた。




山田「……夢、じゃねーよな、?」


小さく聞こえたその言葉。




『夢、じゃない、です……よね?』



山田「ふはっ、俺が聞いたんだけど(笑)」


『ふふっ、涼介くん大好きです、』




山田「〜〜っ//
ぶぁっか!// 急にそんな事言うなよ!」




照れてる様子の涼介くん。







そういえば、電話してた時も涼介くんの事からかうの楽しかったなー。笑



今どんな顔してるんだろ、





そんな事を思い少し顔を上げると、








山田「ん、?どした?」





先程まで掛かっていた雲はいつの間にか無くなり、

美しい月明かりが涼介くんの整った顔をより一層綺麗に照らしていた。





重なった視線が何故か逸らせなくて、


まるで吸い込まれてしまいそうな……





山田「……その顔反則、」


『ふぇ、?』


言葉の意味がよくわからなくて、

とても間抜けな声が出てしまった。





山田「…A、可愛すぎ」


『〜〜〜っ//』




わーーーーーっ、

何ですか、このドストレートな言葉は!!



王子様ですか!?

貴方はどこぞの王子様なんですか!?←





そんなアホな思考で心を落ち着かせようとした。









.









.









…………それなのに。




不意に優しく重なった唇により、


私の思考はフリーズした。




_

《55》→←作者より御礼申し上げます。



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苺のタルト - 更新待ってましたよ! 嬉しいです! (2019年9月25日 5時) (レス) id: 264efb5b9d (このIDを非表示/違反報告)
まお - ありがとうございます!!嬉しいです! えっと、リクで、家でイチャイチャする二人が見たいです! (2019年8月4日 19時) (レス) id: a093386216 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - まおさん» ぜひぜひ!何回でもいつでも受付中です!! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 8d6490933d (このIDを非表示/違反報告)
まお - あのあの!番外編の最後にリクエスト受けつけ中とありますが、2回目ですけどしてもよろしいでしょうか? (2019年8月4日 17時) (レス) id: a093386216 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - まおさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました!また番外編更新しますので、引き続きよろしくお願い致します(*^^*) (2019年8月4日 14時) (レス) id: 8d6490933d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおな | 作成日時:2016年4月25日 21時

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