Memory《5》(番外編) ページ36
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『ごめん、寝ちゃってた……』
涼介「…俺もさっき起きたとこ」
『熱は？体調どう？』
少し見上げるように様子を伺う。
頭に感じる体温も、
優しい笑みを浮かべる表情も、
先程までより、うんと良くなっていた。
涼介「Aのお陰でだいぶ楽になった、
……ほんとにごめん、」
お詫びの言葉と共に、
申し訳なさそうに俯く涼介。
確かに……
楽しみだったデートも、
用意していたサプライズも、
予定は全て無くなってしまった。
…………けどね、
『私は涼介の看病出来て良かったよ？
………これからもよくありそうだし笑』
涼介「はぁ？何だよそれ、笑」
ちょっとガラの悪い返答は返ってきたものの、
表情は柔らかく、それはいつもの優しい涼介だった。
『ふふっ、涼介の看病は任せてね？
ずーっと看ててあげるから、
私が離れたら寂しいもんねー？』
涼介「…んな事、言ってねーよ！」
ばーか、
なんて悪態をつきながらも楽しそうに白い歯を見せる。
涼介の額に、自分の額を合わせた。
『……うん、もう大丈夫そうだね！
………あれ？何か顔赤いよー？笑』
涼介「うっせ！熱のせいだよ、
ねーーつーーのー…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、」
『ちょっと、無理しないでよー』
明るめの髪から少しだけ覗いてる、
耳まで赤くなってるのは涼介は気付いてないんだな。
『早く治して、またデートしようね』
涼介「何したいか、ちゃんと考えとけよ？」
『えー！涼介が考えてくれるんじゃないのー！？』
涼介「Aがしたい事を俺もしたいのー」
『もー……』
今日の予定はまた今度仕切り直し。
私たちの生活はまだ始まったばかり。
これからもずっと傍に居るし、傍に居てくれる。
涼介との思い出はまだまだこれから。
━━ Memory ━━
赤い糸 -繋がる電話- (番外編)
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苺のタルト - 更新待ってましたよ！ 嬉しいです！ (2019年9月25日 5時) (
レス) id: 264efb5b9d (このIDを非表示/違反報告)
まお - ありがとうございます！！嬉しいです！ えっと、リクで、家でイチャイチャする二人が見たいです！ (2019年8月4日 19時) (レス) id: a093386216 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - まおさん» ぜひぜひ！何回でもいつでも受付中です！！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 8d6490933d (このIDを非表示/違反報告)
まお - あのあの！番外編の最後にリクエスト受けつけ中とありますが、2回目ですけどしてもよろしいでしょうか？ (2019年8月4日 17時) (レス) id: a093386216 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - まおさん» いえいえ！こちらこそリクエストありがとうございました！また番外編更新しますので、引き続きよろしくお願い致します(*^^*) (2019年8月4日 14時) (レス) id: 8d6490933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおな | 作成日時：2016年4月25日 21時
