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Memory《3》(番外編) ページ34

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知念「あー、はいはい
そろそろ僕らはお暇しますよー」


中島「じゃあね、Aちゃん!
山ちゃんもお大事にー」


涼介「おー、ゴホッ、ゴホッ………帰れ帰れ、」


『ちょっと涼介、せっかく来てくれたのに…』


未だに私は涼介の腕の中。

しかも、さっきよりも力が入ってて
抜け出そうにもビクともしない。




知念「涼介うざーー、風邪移される前に帰ろーっと。
Aちゃん、また涼介抜きでデートしよーねー」


知念さんの爆弾投下で少し凍り付いた中、


まともに見送りも出来ないまま、



私と涼介の二人っきりになってしまった。









.








…………………気まずい。



変わらず首の前でクロスされたままの腕。


微かに耳元で何かを呟く声。



全く聞き取れないけど。







『………涼介?』


名前を呼んだが表情が見えないまま……



さっきよりも少しはっきりと聞こえた言葉。




涼介「Aは俺のなのに………」


俺だけ除け者かよ、と言葉が付け足された。



『……違うの、二人はここまで荷物運んでくれただけだよ?』


多分、涼介の事も心配だったんだと思う。




涼介「……わかってるよ、………けど、」



より一層力を込められた腕の中。


弱々しく、優しい涼介の声が耳元で響く。





涼介「……嫌なんだよ、いくらアイツらでも。

ずっと……、Aの傍に居るのは俺だけがいい…」




『そんな心配……しなくてもいいのに……』


私はどこにも行かないよ。






その言葉を発したと同時に感じた違和感。




『ねぇ、涼介……』


涼介「ん?」


『………何か熱くなってない?』


涼介「んぁ?……そういえば……ゴホッ、

……さっきから、……頭、ふらふら……す、る……かも……」


『ちょ、涼介!ベッド戻ろ!』



肩を貸して、二人でふらふらしながら
やっとの事で寝室に着いた。






…………‥‥──



『38度5分………もー、また熱上がってるじゃん』


涼介「だって………」


『ちょっと待ってて、』




替えの冷却シートを取りに行こうと立ち上がろうとした時……


病人とは思えない力で不意に引っ張られ、
私はベッドに倒れ込んだ。









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苺のタルト - 更新待ってましたよ! 嬉しいです! (2019年9月25日 5時) (レス) id: 264efb5b9d (このIDを非表示/違反報告)
まお - ありがとうございます!!嬉しいです! えっと、リクで、家でイチャイチャする二人が見たいです! (2019年8月4日 19時) (レス) id: a093386216 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - まおさん» ぜひぜひ!何回でもいつでも受付中です!! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 8d6490933d (このIDを非表示/違反報告)
まお - あのあの!番外編の最後にリクエスト受けつけ中とありますが、2回目ですけどしてもよろしいでしょうか? (2019年8月4日 17時) (レス) id: a093386216 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - まおさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました!また番外編更新しますので、引き続きよろしくお願い致します(*^^*) (2019年8月4日 14時) (レス) id: 8d6490933d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおな | 作成日時:2016年4月25日 21時

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