もう一度、ふたりで pt.４

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白濱亜○ side.


龍友くんの歌を聴いて一喜一憂するAちゃん。


それを見て、嫉妬とかとは別の

なんて表現していいかわからない気持ちに
胸が締め付けられる。



パフォーマーだけのパフォーマンスタイム

本当はポジション的に言ったら

Aちゃんから１番見えやすい立ち位置に
裕太くんが立つ予定だったんだけど、
ギリギリで無茶を言った。



亜 「裕太くん。

お願いがある。」



裕 「うん。言いたいことわかってるで。」


亜 「ごめん。」


２人で少し打ち合わせをして


裕 「ほな、そう言う感じで動こ。

こんな土壇場で無茶するんやから

ちゃんとかっこええとこ見せなあかんで。」


亜 「もちろん。


裕太くん、さんきゅ。」



裕 「ええって。

ほら、行くで！！」


背中を勢いよく叩かれて気合いが入った。




実質、裕太くんと俺の立ち位置は
横並びだったし、場所が代わっても
何も差し支えなかった。



順番にステージに上がって
Aちゃんの正面で踊る。


大きな目をさらに大きくして
俺のパフォーマンスを見てくれてるAちゃん。


隣にいる先輩も、笑顔で見てくれてる。



いつも以上に気合いの入るダンス。


Aちゃんの目にはどう映ってる？



時々Aちゃんと目を合わせてウィンクすると
恥ずかしそうな顔をしてくれるAちゃんが
可愛すぎて癖になる(笑)


隣にいる先輩はめちゃくちゃ爆笑してて
恥ずかしくなるけど。w




精一杯かっこいいところを見せないと
ツアーの後の告白に影響が出ると思うと
気が引き締まる。



真剣に踊ってる最中にも、
時々おちゃらけたりして見せると
ファンのみんなも、Aちゃんも先輩も
笑顔になって盛り上がってくれた。



よかった、楽しんでくれてるみたい。


俺の名前が書いてあるタオルを持った
ファンの人もたくさん来てくれてるけど

今日は、ごめんね。


Aちゃんだけ特別輝いて見えてる。




今日のLIVEも残り半分もない。



どれだけたくさん、Aちゃんに
かっこいいところを見せれるかな。



そもそも俺、かっこよく見えてる？(笑)

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